...けさの豪壮な大風は...
太宰治 「正義と微笑」
...元来河内介は、太い、豪壮な、戦場できたえた武人の声を持っているのである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...白雲は豪壮なる波と...
中里介山 「大菩薩峠」
...さらさらと筆の歩みを続けて申します――「あの豪壮な山楽の壁画の前が...
中里介山 「大菩薩峠」
...この豪壮な応接間に通ることを脅えたかも知れませんが...
野村胡堂 「九つの鍵」
...豪壮な三年町の邸町を抜けて坂を降りると...
林芙美子 「新版 放浪記」
...己れ炊事を親(みずか)らするの覚悟なくば彼(か)の豪壮なる壮士の輩(はい)のいかで賤業(せんぎょう)を諾(うべな)わん...
福田英子 「妾の半生涯」
...この豪壮な仁王様は目を半眼に閉じ...
正岡容 「寄席」
...豪壮なその白壁造りの建物が...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...しだいに豪壮な邸宅となっていった...
山本周五郎 「季節のない街」
...これに加うるに中国一流の華麗豪壮な調(ちょう)と...
吉川英治 「三国志」
...豪壮な建築物の壁や屋根の森のあいだに点綴(てんてつ)され...
吉川英治 「新書太閤記」
...また欧羅巴(ヨーロッパ)の国王間にも到底見られない華麗豪壮な扮装(ふんそう)に鏤(ちりば)められた端正なる一貴人であった――)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...豪壮な剣をつかう男だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...大名の豪壮な門ができていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そこの豪壮な門を跨(また)いで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そこは余りに似つかわしくない豪壮な玄関だった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...世界に類例のないほど豪壮な街路樹ではないか...
和辻哲郎 「城」
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