...イヤハヤ豪い学士君だよ...
内田魯庵 「犬物語」
...何処(どこ)となく豪快の風が現われていた...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...晩年の父の豪奢(ごうしゃ)な生活...
谷崎潤一郎 「細雪」
...同じように「何もしないがえらい人」とか「作品はあまりないが大文豪」とか「研究は発表しないがえらい科学者」とかいうものもやはり一種の透明不可視人間かもしれないのである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...其の晩年までには必ず豪族を壓へつける希望を達せられる目算であられたに相違ない...
内藤湖南 「聖徳太子」
...エライ豪傑坊主だということだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...豪華な夢を織りなす手際は見事だ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ところで下手人の目星は?」「漸く付きました」「それは豪儀だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...奧州十三湊の豪族安倍康季が...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...息張(いば)つて車に乗つて晩の見物に来た富豪が...
ゲオルヒ・ヒルシユフエルド Georg Hirschfeld 森林太郎訳 「防火栓」
...松は豪壮勇偉な男子(おとこ)...
牧野富太郎 「植物記」
...殊に豪奢の競争において大貨幣地主との助力結合を得て終(つい)に封建貴族を威圧するに至ったところの国王の宮廷における奢侈は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この豪傑ならそれは平気なことにちがいない...
横光利一 「上海」
...華美豪奢(かびごうしゃ)をつくしている彼女たちの生活も...
吉川英治 「江戸三国志」
...こんどこそ蜀勢数万は一匹も生かして帰さない」と、豪語した...
吉川英治 「三国志」
...われらの手で当地の庄家(しょうけ)(庄屋)や富豪から...
吉川英治 「私本太平記」
...よろしく外に防げ」などと型にはまった豪語を吐いて...
吉川英治 「私本太平記」
...六出ようとすれば、いつでも出られる身になってみると、この豪雨に、何も強(し)いて、濡れに出て行くことはない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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