...象徴的な複雑さを含んだ緊張しきった動作(どうさ)のあるのに...
石原純 「アインシュタイン教授をわが国に迎えて」
...すべてが象徴的なのであるから...
上村松園 「余齢初旅」
...長い間かかつて磨かれた簡素な象徴的なもので...
薄田泣菫 「独楽園」
...長い間かかつて磨かれた簡素な象徴的なもので...
薄田泣菫 「侘助椿」
...こわれたレコードのガーガーと鳴り出すその非音楽的な不快な騒音が異常に象徴的な効果をもって場面のやまを頂上へと押し上げる...
寺田寅彦 「映画芸術」
...因果的説明を抜きにしているという意味では象徴的なものである...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...短評は結局紙面内容の象徴的な要約としてしか読まれていないだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...この数学的文字はどれ程象徴的なものにせよ一つの定義された概念を云い表わすから...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...それはつまり象徴的な真理の一結果だからではないのか...
戸坂潤 「思想としての文学」
...このような象徴的な数学的な考えかたは...
中井正一 「美学入門」
...それもいたって象徴的な...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...或る象徴的なリリシズムで表象している...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...何か象徴的な意味やあるいはレッドヘリングとしての意義を持っているようにも思えます...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...象徴的なものは表現的なものである...
三木清 「哲学入門」
...先生の小説は極めて象徴的なものになつて來る...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...仮面の装束の象徴的な表現と如何にして調和させるかという舞台効果のみを主眼として選択...
夢野久作 「能とは何か」
...きわめて象徴的な...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...音楽に近い踊りにはその自身の象徴的な表現法がある...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索