...豐玉姫(とよたまひめ)からお生(うま)れになられたお子様(こさま)を...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...紅に富んだその色はやうやくにして藍に豐かになる...
有島武郎 「秋」
...二人が手を擧げる時は大抵豐吉も手を擧げた...
石川啄木 「二筋の血」
...豐吉は算術が得意であつた...
石川啄木 「二筋の血」
...これまでに誰一人身代限やお仕置になつたことの無い正しい家柄「ジアン・ド・ニルの家」親指は肉付豐かな弗羅曼(フラマン)の酒屋の亭主...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「五本の指」
...「豐葦原の千秋(ちあき)の長五百秋(ながいほあき)の水穗(みづほ)の國一は...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...資産豐かに居を定め...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...豐鍬入姫(又豐耜姫命)の豐(トヨ)といへるに近し...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...其の澤は本流に劣らない位水量が豐富である...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...飯豐山(いひでさん)は恐らく其の内の最も雄大な山續きであらう...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...存分に豐かな若い頬を濡らします...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二十歳のお榮は、色白で、豐滿で、存分に色つぽくて、そして少しばかり愚鈍(ぐどん)らしくさへ見えたのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こゝだけには豐富に酒や...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...idea を豐富にしようとする...
堀辰雄 「(芥川龍之介の書翰に就いて)」
...始豐溪(しほうけい)と云(い)ふ川(かは)の左岸(さがん)を迂囘(うくわい)しつつ北(きた)へ進(すゝ)んで行(ゆ)く...
森鴎外 「寒山拾得」
...孝高は跡から豐臣(とよとみ)秀吉の使として京城(けいじやう)に入つた...
森鴎外 「栗山大膳」
...豐臣方ではこれに懲りて諸大名の夫人を城内に入れることを罷(や)めた...
森鴎外 「栗山大膳」
...刻々と移り變る表情の豐かさは...
若山牧水 「樹木とその葉」
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