...豌豆(ゑんだう)の花の少し大きい様な花であつた...
石川啄木 「札幌」
...今二週間も経てば青豌豆(あをゑんどう)の収穫に取かゝるべく...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...もう豌豆も唐豆も花を咲かせてゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...おちつくところがない風は海から吹きぬける葱坊主伊良湖岬はるばるたづね来て岩鼻一人渥美半島まがると風が海ちかい豌豆畑鳳来寺拝登お山しんしんしづくする真実不虚青蓋句屋花ぐもりピアノのおけいこがはじまりました浜名街道水のまんなかの道がまつすぐ秋葉山中石に腰を...
種田山頭火 「草木塔」
...豌豆の外に花を作つている...
種田山頭火 「旅日記」
...みすぼらしい豌豆(えんどう)や蚕豆(そらまめ)の畑...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...一握りばかりの豌豆(えんどう)がこぼれている...
寺田寅彦 「鑢屑」
...豌豆(えんどう)や隠元(いんげん)は畑に数珠(じゅず)生(な)りでも...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...」豌豆豆と果物とビール...
豊島与志雄 「二等車に乗る男」
...豌豆(えんどう)を食い...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...露店に莢豌豆、南瓜、枇杷、胡瓜の如き時新を賣る...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...豌豆畑へ行けば雉子の卵がいくらでも採れたといつてゐる...
長塚節 「菠薐草」
...豌豆の花豌豆の花おたよ二十(はたち)だ二十一だ嘘だ 二十だ二十一だおたよ 畑でなにしてた赤い豌豆の花見てた...
野口雨情 「別後」
...豌豆(えんどう)をあしらった脳味噌だとか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...どしどし豌豆や小麦を深い船底へ積みこみ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...全く豌豆ばかりで飼つたのです」といつた...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...机の上に実のなった豌豆の花があってそれは大変生き生きとしてきれいです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...珍しい青豌豆(えんどう)の御飯に...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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