...メンデルの実験を行った豌豆(えんどう)のなかには...
石原純 「グレゴール・メンデル」
...其(そ)の状(さま)我(わ)が國(くに)に豌豆豆(ゑんどうまめ)を噛(かじ)るに似(に)たり...
泉鏡花 「花間文字」
...そうして白露八月となれば田の稲、圃の粟、蕎麦、大豆、小豆、陸稲、豌豆、大根、葱、芋、蜀麦、大豆、蕪青、牛蒡、胡蘿蔔、荏...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...豌豆(えんどう)の花...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...この人は正直で白豌豆を使用している...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...この豌豆の味ひを持つてゐるやうだ...
竹久夢二 「砂がき」
...道そいの畑には豌豆がだいぶ伸びている...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...細い糸の両端に豌豆(えんどう)大の小石を結び...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...豌豆にたかる黒虫...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「豌豆(えんどう)の莢(さや)をむいていますの...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なお豌豆をつかみ取った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何しろ、日にどれだけといふことなく、胡瓜だの、甜瓜だの、蕪だの、葱だの、豌豆だのを、矢鱈に詰めこむものだから、始終、まつたく雄鶏の鳴き声そつくりの腹鳴りがしたものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...目玉は黄いろい大豌豆のやうである...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「十三時」
...テエブルの上に轉がつてゐる豌豆を見ようと思つて立ち止りながら...
堀辰雄 「プルウストの文體について」
...殻片の両縁には皺のある(始めは平滑なれど)豌豆大の大粒種子が一二顆づゝ着いてゐるが...
牧野富太郎 「風に飜へる梧桐の実」
...今一つは何ピーとかいつて豌豆(えんどう)のやうな花である...
正岡子規 「病牀六尺」
...第十六豌豆(えんどう)飯は生の仏蘭西豆(ふらんすまめ)かあるいは鑵詰(かんづめ)のものかあるいは極(ご)く若い日本の青豌豆を三...
村井弦斎 「食道楽」
...豌豆には濃い紫の花が咲いてゐる...
若山牧水 「樹木とその葉」
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