...あの友だちの豊干(ぶかん)禅師つて大将も...
芥川龍之介 「寒山拾得」
...豊干禅師(ぶかんぜんじ)を乗せたお前...
芥川龍之介 「動物園」
...彼等を造つた天才は――豊干(ぶかん)の乗つた虎の足跡も天台山の落葉の中にはとうの昔に消えてゐるであらう...
芥川龍之介 「僻見」
...唐の豊干禅師が虎に騎って松門に入ったは名高い談(はなし)で後趙の竺仏調は山で大雪に会うと虎が窟を譲ってその内に臥さしめ自分は下山した...
南方熊楠 「十二支考」
...お名は」「豊干(ぶかん)と申します」「天台国清寺の豊干とおっしゃる」閭はしっかりおぼえておこうと努力するように...
森鴎外 「寒山拾得」
...「当寺に豊干という僧がおられましたか」道翹が答えた...
森鴎外 「寒山拾得」
...「豊干とおっしゃいますか...
森鴎外 「寒山拾得」
...親切な同宿だと存じていました豊干さんを...
森鴎外 「寒山拾得」
...閭を豊干のいたあき家に連れて行った...
森鴎外 「寒山拾得」
...あれは豊干さんが松林の中から拾って帰られた捨て子でございます」「はあ...
森鴎外 「寒山拾得」
...虎に騎(の)った豊干はなんだろうなどと...
森鴎外 「寒山拾得」
...豊干のような大男ではない...
森鴎外 「寒山拾得」
...逃げしなに寒山が「豊干がしゃべったな」と言ったのが聞えた...
森鴎外 「寒山拾得」
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