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淺井洌 「県歌 信濃の国」
...かなり豊かにもっている...
有島武郎 「私の父と母」
...例(いつ)も例(いつ)も堰(せ)きあへぬ思(おもひ)豊かにて切(せち)にあらなむ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...彼女の体格の方が一層豊かに違いない...
中島敦 「環礁」
...真にサモアを救う者とは、道路を開き、果樹を植え、収穫を豊かにし、つまり神の与え給うた豊かな資源を開発する者でなければなりません...
中島敦 「光と風と夢」
...急に明るく豊かになるわけではなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...枝も豊かに飾られてあった...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...最も豊かに生命を感得する」という論理へ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...商業で作られる大きな財産や同時に多数の商人が豊かに暮しているのを見ながら...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...貴女(きじょ)の世界の心憎さが豊かに覚えられるお住居(すまい)である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...美の泉が豊かに涌いて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「王たちは我々が欲しいと思うものを豊かに我々に与えるように心を砕くべきであるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...次々と水豊かに草木の濃く繁った...
柳田国男 「海上の道」
...セヂの豊かに盈(み)ち溢(あふ)れて...
柳田国男 「海上の道」
...この野の春色を豊かにしているのである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...その代りこんな田舎ですから、何もおかまいはできませんよ、豊かにあるのは、酒ぐらいなもので」こう主の劉恢(りゅうかい)が出てきてのあいさつに、張飛は、「ありがたい...
吉川英治 「三国志」
...豊かになろうとしないのでありましょうか...
吉川英治 「親鸞聖人について」
...――また田畑の色が豊かに黄ばんで来たのを有頂天になって喜んでいるらしいおしゃべりな雀が羽音をそろえて屋根や軒から飛び去って行ったあとには...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
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