...豈朽索を以て六馬を馭するに類する事なきを得むや...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...われ豈(あに)君王(くんわう)の楽しみを知らざらんや...
芥川龍之介 「わが家の古玩」
...伊太利も豈夫(まさか)にウヰダやロンブロゾが舌を吐いて論ずるほど疲弊してもおるまいが...
内田魯庵 「犬物語」
...我豈にいかで善くせんや?いざ軍船の將帥を...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...豈(あ)に自(みず)から甘(あまん)じて刺客列伝の材料とならんや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...この機会を失うこと豈(あ)に惜しからざらんや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...豈に偉ならずや...
登張竹風 「美的生活論とニイチエ」
...余豈其の醇駁を判じ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...是れ豈に信を天下に得る所以ならむや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...豈斯くの如き暴論を唱ふることあるべけんや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...亦豈閣下の宜しく警戒す可き一大危機に非ずと謂はんや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...豈其の明白なる證據に非ずや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...是れ豈公が初めて清國保全の大旨義を唱道して國論を統一したるの功に由らずと謂はむや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...若くは善く之を壓服し得るの勇者たるや否やを考へざる可からず况むや彼は從來自由黨中の土佐分子と相容れざりしに於てをや彼れ豈熱心なる自由派たるを得むや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...大欠陥あれども亦大美質あり豈杓子定規を以て彼を酷論す可けむや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...豈夫(まさか)に別れることも出來ないじやありませんか...
三島霜川 「平民の娘」
...所謂写実派と雖も豈徒らに事の長さと物の広さとを詳記して止む者ならんや...
山路愛山 「詩人論」
...豈(アニ)ヨク信ナランヤ”とあるではないか...
吉川英治 「新・水滸伝」
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