...豆腐も駄菓子も突(つッ)くるみに売っている...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...おいしいところを、一袋ちょうだいな」といって、銀貨を一枚、豆の山の上に、ぽんと放った...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...どんぶり持って豆腐いっちょう買いに行くのが...
太宰治 「十五年間」
...豆腐はよいとして...
谷崎潤一郎 「鍵」
...若筍(わかたけ)の吸い物、蚕豆の塩うで、きぬさやと高野豆腐(こうやどうふ)の焚(た)き合せ、―――昨日錦で買って来た材料を婆やが料理したのである...
谷崎潤一郎 「鍵」
...湯豆腐で朝酒をやつてからのことである...
種田山頭火 「行乞記」
...豆腐は昨日の残りがあり...
種田山頭火 「其中日記」
...豆腐屋が変わったのか笛が変わったのかどちらだかわからない...
寺田寅彦 「物売りの声」
......
中島敦 「河馬」
...豌豆(えんどう)の蔓(つる)を竹にからませたり...
夏目漱石 「こころ」
...田圃道を出ると豆のやうになつた彼等が此方を振り仰いで...
牧野信一 「熱い風」
...伊豆に逃げのびた頃から...
牧野信一 「鏡地獄」
...薄(うす)い小豆色(あづきいろ)の壁(かべ)の色と同じやうな色の絨(じうたん)...
三島霜川 「平民の娘」
...湯豆腐にするのでも何にするのでも葛を入れるのが一番です」妻君「その塩梅(あんばい)では餡の方にも好(よ)い事がありましょうね」お登和「餡は最初昆布(こぶ)と鰹節(かつぶし)で煎汁(にだし)をお拵えなさい...
村井弦斎 「食道楽」
...八月十二日に蘭軒は岸本由豆流(きしもとゆづる)に請待(しやうだい)せられて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それによく似た例は伊豆七島の三宅島(みやけじま)の一部で...
柳田国男 「こども風土記」
...菅井和尚から貰った小豆餅(あずきもち)を出すと...
横光利一 「夜の靴」
...豆腐や蓮根ぐらいは切れらア...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??