...その馬が豆腐屋のであった...
鈴木三重吉 「千鳥」
...ニッケル小型五銭だまくらいの豆スポット...
太宰治 「二十世紀旗手」
...生水・ENOの果実塩・亜米利加(アメリカ)産肉豆(にくずく)・芽玉菜(めたまな)だけの食養生を厳守することによって辛うじて絵具付(ペインテド)シフォンの襞(ひだ)着物を着れる程度に肥満を食いとめている...
谷譲次 「踊る地平線」
...酒も豆腐も買うて貰つて...
種田山頭火 「松山日記」
...豆腐汁に鮭、ゴマメは生(なま)で二疋(ひき)ずつお膳につけた...
田山花袋 「田舎教師」
...豆腐屋が馬車なんかへ乗るんだ...
夏目漱石 「二百十日」
...十七三階へ上(あが)って見ると豆ばかりである...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...それでも根気よくやっていると大豆(だいず)ほどになります...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...リヤウゴクノハナビリヤウゴクバシノヤミヨノ ソラニドンドト パツパヒノハナ サイタススキト オホシオホシハ ナガレススキハ ミダレミダレテ キエルナガレタ オホシマタデテ ノボルノボレヨ ノボレドンドト ノボレミダレタ ススキマタデテ キエルキエロヨ キエロパツパト キエロリヤウゴクバシノヤミヨノ ソラニドンドト パツパヒノハナ サイタ鼬の小豆磨ぎ霜夜の 篠やぶ霜で サラ サラ...
野口雨情 「未刊童謡」
...極めてよく身体(からだ)についた小豆(あずき)色の背広を着て居りますが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...毎日煮豆を買ってやる事までチャンと見透しだよ」「親分...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鼻の頭へ黄豆粉(きなこ)をつけているものもある...
長谷川時雨 「西川小りん」
...豌豆いろの長袗(カフターン)の胸へ片手を突込んで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...二月七日(金曜)十時半に砧の上山から電話、「多分今日出発すると思ひますが、暫くお待ち下さい」とある、そのうち突如十二時頃「一時の汽車で立ちますから東京駅へ」と言ふ、それッとあはてゝ行ってみると、ナンのことはない、此処で待機とある、駅食堂で待ってると、今日は中止、多分明日の一時で出発、と云ふので、もう業腹だ、一っそ伊豆山へのしちまはうって気になり、四谷へ帰って食事し、五時半の準急で、柳と鈴木桂介、それに大西を連れて、伊豆山へ、相模屋へ着く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そこから二人だけ伊豆山へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そして二人がそのあかしの前を通って行くときはその小さな豆いろの火はちょうど挨拶(あいさつ)でもするようにぽかっと消え二人が過ぎて行くときまた点(つ)くのでした...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...早く立身出世して三食とも豆腐を食べられるような身分になりたいということであったそうである...
武者金吉 「地震なまず」
...胡豆(いんげん)など醤油のみにて煮て来ぬ...
森鴎外 「みちの記」
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