...つめたい山風が谿合からさつと吹き上げて来た...
薄田泣菫 「独楽園」
...山にはまだ雪が白く谿間(たにま)などには残っており...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...その向う側にはまた他の谿谷が始まる...
寺田寅彦 「夏」
...谿谷の左岸づたいに上ってゆく...
豊島与志雄 「高千穂に思う」
...左手の山谿(さんけい)の間には...
中里介山 「大菩薩峠」
...谿流から水を引いて...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...いつまでも谿谷に立ち罩めて...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...耳を澄すと巷の雑音が大きな谿川のやうに響いてゐた...
牧野信一 「サクラの花びら」
...山と谿谷を明るく又暗くするのは日毎にのぼって沈む太陽と...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
三好達治 「詩四章」
......
室生犀星 「星より來れる者」
...それがいたる所深い谿(たに)をさかのぼり...
柳田国男 「雪国の春」
...下は深い谿(たに)だ...
吉江孤雁 「夢」
...径を埋めて谿へ落ちて行くのである...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...谿々峰々盡く青葉の吐息に薫つて居る...
吉江喬松 「山岳美觀」
...筆者の牧谿その人に糺(ただ)すのが...
吉川英治 「新書太閤記」
...梁楷を学んだといっても、北宋の玉澗(ぎょっかん)、馬遠、夏珪(かけい)、牧谿...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...南宋の牧谿をぬけきつて純粋な日本の絵に化してゐる...
吉野秀雄 「長谷川等伯の「松林図屏風」」
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