...私たちは谷地の中を散歩した...
...谷地のそば屋さんで、おいしい「谷蕎麦」を食べました...
...谷地(やち)にさき...
高村光太郎 「山の春」
...新緑で蔽はれた谷地...
田山録弥 「大阪で」
...実に函館全市を焼き払うためにおよそ考え得らるべき最適当の地点と思われる最風上の谷地頭町(やちがしらまち)から最初の火の手が上がったのである...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...月にあかるい谷地へおりてゆく細道をくだりはじめました...
新美南吉 「狐」
...峻嶮極まる峡谷地帯で一日中日照時間が三時間だとか四時間だとか云ふ地帯にも...
葉山嘉樹 「万福追想」
...信州北安曇郡の小谷地方では...
柳田國男 「食料名彙」
...関東で谷地(やち)という多くの村里は多分阿原と同類の地名である...
柳田國男 「地名の研究」
...阿原のアが谷地のヤと混同したものと思っている...
柳田國男 「地名の研究」
...遠江周智(しゅうち)郡犬居(いぬい)村大字堀ノ内字谷地がある...
柳田國男 「地名の研究」
...袋谷地という所の小流の畔(ほとり)で小石が多い...
柳田國男 「地名の研究」
...大谷地(おおやち)というところの上を過ぎたり...
柳田国男 「遠野物語」
...或る年境木越(さかいげごえ)の大谷地(おおやち)へ狩にゆきたり...
柳田国男 「遠野物語」
...「谷地(やち)の境について...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...谷地をまわって山にはいり北郷村の丘陵へ向かうか...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...黒沢の谷地(やち)まで御辛抱のほどを...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――黒沢の谷地だ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...谷地までは遠すぎる...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...侵された僅かな谷地(やち)よりも重大な筈である...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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