...私たちは谷地の中を散歩した...
...谷地のそば屋さんで、おいしい「谷蕎麦」を食べました...
...谷地の稲田の畦路(あぜみち)にと降りた...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...谷地(やち)にさき...
高村光太郎 「山の春」
...月にあかるい谷地へおりてゆく細道をくだりはじめました...
新美南吉 「狐」
...道は柏の木の多い谷地へ這入って行った...
林芙美子 「帯広まで」
...窓外は茫寞たる谷地で柏の木が多い...
林芙美子 「摩周湖紀行」
...峻嶮極まる峡谷地帯で一日中日照時間が三時間だとか四時間だとか云ふ地帯にも...
葉山嘉樹 「万福追想」
...谷地(やち)で(湿地で葦のような草の根のかたまりだけがとびとびにかたまって谷地坊主と云われて居...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...信州北安曇郡の小谷地方では...
柳田國男 「食料名彙」
...越後及び下野(しもつけ)にも谷地と言う地名があるが...
柳田國男 「地名の研究」
...三六 垣内と谷地『郷土研究』に必ず研究せらるべくして...
柳田國男 「地名の研究」
...佐渡でも低地水多き所をヤチ(谷地)またはフケと呼び(佐渡方言集)...
柳田國男 「地名の研究」
...袋谷地という所の小流の畔(ほとり)で小石が多い...
柳田國男 「地名の研究」
...大谷地(おおやち)というところの上を過ぎたり...
柳田国男 「遠野物語」
...同県熊谷地方ではネム流し...
柳田国男 「年中行事覚書」
...谷地をぬけて来るとき...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...こんどは谷地を川上のほうへいったというので...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...黒沢の谷地(やち)まで御辛抱のほどを...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...侵された僅かな谷地(やち)よりも重大な筈である...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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