...邦人作曲家の中でも、特に好きなのは谷口さんだ...
...谷口が立つて頭のはうへまはり...
小穴隆一 「二つの繪」
...貫名海屋の高弟として聞えた谷口靄山が亡くなるまで長く住んでゐた...
薄田泣菫 「質屋の通帳」
...谷口喬一の与三郎...
辰野隆 「浜尾新先生」
...L公使と谷口君の寢室のドアを叩かうかと思つたが...
野上豐一郎 「キフホイザー」
...谷口君と私たちはL氏夫妻にさよならをして一まづもとの宿へ歸つた...
野上豐一郎 「キフホイザー」
...お隣りの谷口樣のところに招かれて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...殘るは谷口金五郎樣お一人だけ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...谷口金五郎を殺したのも同じ方法(て)だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何とか処置をせんけりゃ」「私にその処置をしろといわれるのですか」谷口はハンカチで煽ぐようにし...
久生十蘭 「魔都」
...……おい、谷口君、真名古がわれわれの訓令に従うような男だと思っているのか...
久生十蘭 「魔都」
...谷口の娘ッ子だな?」「はい」「盗んだ葉を出しなさい」「盗みはしません」「ちゃんと見とったんだ...
火野葦平 「花と龍」
...谷口林助の家を訪れて行った...
火野葦平 「花と龍」
...・谷口陸男(1953)「「老人と海」は果して失敗作か?−二十世紀文學の運命−」...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...おっかさんは廃嫡して谷口となっている息子の方へ暮しているというような現実の面白さまでを...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...丁度その時広岸(こうがん)(広峯)山(ざん)の神主(かんぬし)谷口某と云うものが...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...山の入口にあるから谷口と名乗れとか...
柳田國男 「名字の話」
...やはりこの鳥の雨を待ち兼(か)ねるが如(ごと)き啼声を説明している(『小谷口碑集』)...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...谷口はふさがってしまった...
吉川英治 「三国志」
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