...我等のめぐりなる客も皆歌女の上を語りて口々に之を讚め居たり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...近寄って来て先ず得物のあったことを讚歎し...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...と――最(もつと)も御容子(ごようす)ではない――曳(ひ)いてる車夫(わかいしゆ)に讚(ほ)められた...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...と吹聽(ふいちやう)するやうに稱讚したために...
宇野浩二 「「鱧の皮 他五篇」解説」
...讚岐(さぬき)の國をイヒヨリ彦(ひこ)といい...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...そこでその御世を讚(たた)えて初めての國をお治めになつたミマキの天皇と申し上げます...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...しかもリーフは 164 以下の比喩をホメーロス詩中の獅子談中最も完全なるものと讚す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...再びヴェリチャーニノフは讚辭を呈した...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...そんな讚がついてゐても一向に不自然に思はれない・純然たる水墨的な風景である...
中島敦 「環礁」
...彼の過去の功績を讚ふべく...
萩原朔太郎 「蒲原有明氏の近況を聞いて」
...彼の牛を感激の言葉を極めて賞讚して以来...
牧野信一 「熱い風」
...三「闘戦勝仏」とは孫悟空が大釈尊に遵奉した難行苦行と衆生の為に功徳を施した豪気と智勇とを讚へられて賜つたところの有難い戒名なのである...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...遠く西方の国のかのオルベルアムメルゴウ村の聖劇にあつまる世界各国の讚美の声の有様を眼のあたりに見るが如き概があつた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...深い深い命への讚歎が流れ響いています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...侯は茶山の次韻の詩を見て称讚した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...丸山伊沢の眷族さへ一人として称讚せぬものはない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...赤穂浪士の讚美でもちきっている...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...彼が初めから終りまで首席で通して目出たく今囘卒業したことを賞讚した報道で...
若山牧水 「古い村」
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