...維新(いしん)征東の功(こう)實に此に讖(しん)す...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...末路(まつろ)再(ふたゝ)び讖(しん)を成せるは...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...真逆(まさか)この戸川の言葉が讖(しん)をなしたわけでもなかろうが...
海野十三 「空中漂流一週間」
...夏子の言葉が讖(しん)を為して...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...若しやこの老人の不吉な言葉が讖(しん)を為(な)すのではあるまいかと...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...世高はそれから讖文の破鏡重ねて円なり...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...妻子に発跡司の判官の讖言(しんげん)のことを話して喜んでいた...
田中貢太郎 「富貴発跡司志」
...」お増は小林などの讖言(しんげん)が...
徳田秋声 「爛」
...七録と隋書經籍志との子目の異同を比較して見ると、(七録)經典録 易・尚書・詩・禮・樂・春秋・論語・孝經・小學(隋志)經部 周易・尚書・詩・禮・樂・春秋・孝經・論語・讖緯・小學大體は同じく、ただ隋の時に、讖緯を禁じて、これに關する書を燒いたので、七録では術技録にあつた讖緯を、隋志では經部に列して、僅かに殘つてゐた書籍を擧げた...
内藤湖南 「支那目録學」
...(七録)子兵録 儒・道・陰陽・法・名・墨・縱横・雜・小説・兵(同)術技録 天文・讖緯・暦」]・五行・卜筮・雜占・刑(形)法・醫經・經方・雜藝(隋志)子部 儒・道・法・名・墨・縱横・雜・農・小説・兵・天文・暦數・五行・醫方七録の陰陽家は隋志では五行に入つたのであらう...
内藤湖南 「支那目録學」
...經解・詁訓は皆讖緯と小學の兩方に合併されてゐる...
内藤湖南 「支那目録學」
...一両日前の句に「痰のつまりし仏かな」が讖(しん)をなしたのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...不思議な讖(しん)をなして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...其昇進の事必しも實朝の讖言を借らざれば説明し得べからざるにはあらず...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...その讖(しん)ついに成りしはわれも人もことごとく悲しむべきである...
南方熊楠 「十二支考」
...家人は檜が讖(しん)をなしたなどといった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...こうして親類たちの中傷の言葉が不思議にも讖(しん)をなしたのであった...
夢野久作 「冥土行進曲」
...讖(しん)をなして怖ろしい予言となってしまった...
吉川英治 「日本名婦伝」
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