...友だちの讒言(ざんげん)で扶持(ふち)にはなれて...
有島武郎 「燕と王子」
...聖人(しやうにん)御名を善信(ぜんしん)と申て三十五歳の時讒口(ざんこう)に係(かゝ)りて越後に謫(なが)さる...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...尾瀬大(中?)納言が讒者(ざんしゃ)のために流罪(るざい)となって...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...ぼくに浴(あ)びせる罵詈讒謗(ばりざんぼう)には...
田中英光 「オリンポスの果実」
...先頃南子の讒に遭って亡命した公叔戍の旧領地で...
中島敦 「弟子」
...公儀に讒訴(ざんそ)して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恐らく仲の惡い後添ひのお加奈の讒訴(ざんそ)かなんかでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...罵言讒謗(ばりざんぼう)の毒筆と為(な)る...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...よく正しい人々に対する讒訴(ざんそ)を真に受けたからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人の讒訴に依って老臣の鞠問をうけたときのことを...
山本周五郎 「日本婦道記」
...天子に讒(ざん)したので...
吉川英治 「三国志」
...孔明は色をあらためて恐らくはこれ何か内官の讒(ざん)に依るものではありませぬかと...
吉川英治 「三国志」
...女奏(にょそう)の讒(ざん)を用いて...
吉川英治 「私本太平記」
...讒訴(ざんそ)や...
吉川英治 「親鸞」
...光圀を讒(ざん)したろう...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...讒者(ざんしゃ)一「梶原どのが見廻っておいでになりました」義経は...
吉川英治 「源頼朝」
...「おまちがいだ! 何者かの讒言だ」義経は...
吉川英治 「源頼朝」
...讒訴(ざんそ)があったのか...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??