...巌本は頻(しき)りに二葉亭の人物を讃歎して...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...俗物の讃歎と喝采(かっさい)は...
太宰治 「苦悩の年鑑」
...ただ遠くから讃歎の声を掛けてくださるだけで...
太宰治 「古典風」
...嵐は私の海上に於ける警戒ぶりを讃歎した...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...これを見る人ごとに讃歎して措(お)かず...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...ややもすると技術そのものを讃歎するような気持もあった...
野上豊一郎 「闘牛」
...一種の反感を交えた讃歎を禁じ得ません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...親分平次に対する讃歎に弾みます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八五郎を讃歎させた白い額を見せて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...讃歎するように呟(つぶや)きつつ...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...讃歎は懺悔に移る...
三木清 「親鸞」
...宗教的告白は一面懺悔であるとともに讃歎である...
三木清 「親鸞」
...讃歎至らざるところなし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...逍遙子のわれを烏有先生なりとて讃歎するや...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...こんな事情をこそ讃歎してよいでしょう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...島の一個の和泉式部として讃歎せられ...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ララの二女優が文豪を讃歎する二篇の詩を交代に歌つて満場総立(そうだち)の拍手の中に式が終つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...彼女は讃歎の叫びを以て応ずるのである...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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