...俺は此のクラツシカルな美しい名前を護る爲に手も足も出ない達磨大師になつて了つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...五戒を受けざれども正法を護るをもって乃ち大乗と名づく...
石原莞爾 「最終戦争論」
...正法を護る者は正に刀剣器杖を執持すべし...
石原莞爾 「戦争史大観」
...敵と戰ひ汝等のめづる女性を護るため...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...重慶政府のテロから身を護るためには...
豊島与志雄 「上海の渋面」
...配電盤の前に鉛ガラスの衝立を置いて技師を護る...
永井隆 「この子を残して」
...長靴や鉛ガラス製の眼鏡でものものしく身を護る...
永井隆 「この子を残して」
...巨万の富を護るために抱えておくという...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この娘が自分の處女を護るために丹右衞門を殺したと解つたら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...国を護るためには役人の給料なかるべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...一切の工巧(てわざ)や百般の物を護る諸竜の名を挙げおり...
南方熊楠 「十二支考」
...一人は純(もっぱ)ら牛を護るという(グベルナチス伯とサルキンの説)...
南方熊楠 「十二支考」
...末子よ安らかな眠りと甘い静かな夢が貴女の夜を護るように...
山本周五郎 「青べか日記」
...かよを護るように半円を描いていた...
山本周五郎 「風流太平記」
...貞操を護る懐剣とがあった...
吉川英治 「剣難女難」
...父を護る覚悟でいた左兵衛佐(さひょうえのすけ)は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...護るばかりでなく...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「おれは、良民の土を護る、鎮守(ちんじゅ)の神のおつかいだ!」「ふざけるな」掠(かす)め去(さ)った猪突(ししつ)き槍を捨てておいて、武蔵は、山刀の群れの中へ一刀をかざして、駈け入った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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