...僕も理窟だけで議論するのはけしからんと答えるほかはない...
有島武郎 「片信」
...無論この手紙を送ったのは二葉亭と議論する意(つもり)でも何でもなかった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...或人著者に問うて曰く、何が故に神話学を研究するや、何の必要ありて、神話に関して、議論するや、神話学は果して如何なる効用ありやと...
高木敏雄 「比較神話学」
...句から取り離して議論することはできないから...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...また人と議論することも私にはできない...
太宰治 「わが半生を語る」
...英雄とか凡人とか名をつけて議論することがすでに間違つてゐはしないか...
田山録弥 「雑事」
...今更議論するまでもない現象である...
戸坂潤 「技術の哲学」
...「新聞広告の独占(国家の利益のための)は議論する余地が無い程正しいものである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...凡そ価値なるものが何であるかを議論するのではなくて...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...かかる楽しみも近頃西洋紙に万年筆走らせて議論する文士の知らざる所とやいはん...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...「議論するなら勝手にしやれ...
中原中也 「心理的と個性的」
...この上夫と議論する事を好まなかった...
夏目漱石 「道草」
...等しく議論するにも其口調に緩急(かんきゅう)文野(ぶんや)の別あれば...
福沢諭吉 「新女大学」
...この上に諸君と議論する必要はないように思われる...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...この場で議論する必要はありません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...私に比べたら賢人と議論する子供同然だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...声高に議論するその声は...
宮本百合子 「「女らしさ」とは」
...「はだかん坊の中で議論するとは見ものだろうな...
横光利一 「旅愁」
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