...取次に出る女子供に取っては、面倒な言訳をするより「只今主人は留守です」と云ってしまうのが一番簡単だからであろうが、私はこの手を用いるのが嫌いなので、家の者を警めて、「主人は在宅しておりますけれども、紹介状を持たない方にはお目に懸らないことにしております」という意味を、せい/″\慇懃(いんぎん)な言葉を以て、客に徹底させるようにしている...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...厳しく警められた上人の掟を破って...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...佛陀の教や上人の警めを信じないのか...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...『愚かなる者警めよ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アクトール生める息(そく)メノイチオスは警めて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...汝今なほ之(こ)を止めず今なほ衆を警めよ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...トロイア軍は隊中に警め乍ら寄せ來り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その同僚を警めつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かなたアカイア軍勢を警めていふ『*ああ勇士...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アキリュウス先に*命ぜし警めを 685守らば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...二將かくして同僚の死と退却を警めて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ア,ンチロコスは自らの涕ながらも警めて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 240出づる勿れと警めき...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...二人が相警めているにかかわらず...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで従来はあまり出穂を揃えて親穂だけで増収をはかるのは警められている...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...警めの鐘を呪うのか...
野村胡堂 「礫心中」
...判斷力が情熱を警めるのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...会食者たちへの警めとしたのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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