...どれほど自分の高慢を抑へ浮動を警め得てゐるか知れないと思ふ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...他を警める方針を採っている...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...取次に出る女子供に取っては、面倒な言訳をするより「只今主人は留守です」と云ってしまうのが一番簡単だからであろうが、私はこの手を用いるのが嫌いなので、家の者を警めて、「主人は在宅しておりますけれども、紹介状を持たない方にはお目に懸らないことにしております」という意味を、せい/″\慇懃(いんぎん)な言葉を以て、客に徹底させるようにしている...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...厳しく警められた上人の掟を破って...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
... 180波浪を越して其舟の躍り進むを警めよ』173 共に呼格...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...『愚かなる者警めよ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...汝心を警めて他の神靈と戰ふな...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アクトール生める息(そく)メノイチオスは警めて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...我は只人間並に神明の王たる高きクロニオーン降す警め守るべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...尚且つ同僚を警め...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...しか陳ずるを警めてパートロクロス叱り曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...二將かくして同僚の死と退却を警めて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 240出づる勿れと警めき...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...然れども石に觸るゝを警めよ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...二人が相警めているにかかわらず...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで従来はあまり出穂を揃えて親穂だけで増収をはかるのは警められている...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...鶏の卵から鳶の雛を期待するようなことを警めている...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...会食者たちへの警めとしたのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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