...(十)の四今年の春の巴里のサロンの画譜を披(ひら)いて...
石川啄木 「鳥影」
...四百六十何枚を選んで北平箋譜というのを拵えた...
内山完造 「魯迅さん」
...このように、故勾当の名も、その日記も、大正四年、正孫の葛原※氏が、その祖父君の遺業を、写真数葉、勾当年譜、逸話集等と共にまとめて見事な一本と為し、「葛原勾当日記」と銘題打って、ひろく世に誇示なされる迄は、わずかに琴の上手として一地方にのみ知られていただけのものでは無かったかと思う...
太宰治 「盲人独笑」
...教授はピアノの上に載せられた譜本を取り上げました...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...ただ歴代の天皇の系譜については...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...その総譜は時機に投じて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あるいは『北越雪譜』のようなものが案外良い資料になるのかも知れない...
中谷宇吉郎 「語呂の論理」
...そして同書に掲げてある本品の図もじつは坪井伊助(つぼいいすけ)氏著の『坪井竹類図譜』から採ったものであることに気を利かせてみねばならない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...色々の音楽の譜を集めた...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...ベス女王さま おめでとうちっともくよくよなさらずにたのしく平和にすこやかにお祝いなされよクリスマスはたらき蜂さん果物食べてお花のにおいをかぎなさい譜本はピアノをひくためで毛布はおみ足つつむためジョアンナの肖像はラファエル第二世がねっしんにきれいで...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...多くは譜代の関係を辿(たど)って出入りの家から名字を貰った...
柳田國男 「名字の話」
...一日じゅう碁譜を手に独りで碁石を並べたり...
山本周五郎 「契りきぬ」
...士族とはいえ徳川系の譜代大名の士族ではなく...
横光利一 「旅愁」
...初歩の譜から、小學生のごとく、素直に、謙虚に習(まな)んでゆくうちに、妙を會得するのではないでせうか...
吉川英治 「折々の記」
...「譜代(ふだい)の重臣も多いに」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...印譜(いんぷ)ものみこんでおりますから」ここでさっそく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...譜代大名(ふだいだいみょう)の心を弛緩(しかん)させないために...
吉川英治 「宮本武蔵」
...琴の音譜の本を出して大いに當て日本橋の方に引越して開業してゐる店から出版したのであつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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