...近年勾当の令孫※君を識るに及び...
太宰治 「盲人独笑」
...遂に純乎たる童子の生涯なる味を識ること無し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...さりながら自由黨員の中には亦多少時勢の要を識る者なきに非ざるが故に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...然れども公は終に大隈伯と善く相識るに及ばずして薨じたりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...さりながら自由党員の中には亦多少時勢の要を識る者なきに非ざるが故に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...果して一を聴いて十を識るの才がある...
穂積陳重 「法窓夜話」
...ロダンを識る...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...(六月二十八日)不折君と為山氏は同じ小山門下の人で互に相識る仲なるが...
正岡子規 「墨汁一滴」
...『類函』に虎能く人気を識る...
南方熊楠 「十二支考」
...〈人生字を識るこれ憂苦の初め〉だ...
南方熊楠 「十二支考」
...皆蘭軒の識る所にして又茶山の識る所である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは池田宗家の末裔と相識ることを得た...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...然るにわたくしは鑑三郎と相識るに至つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...やや文字を識る士人が来て詩を乞(こ)い書を求めると...
森鴎外 「魚玄機」
...たんに歴史を識るためばかりでなく彼その人を知るためにも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...美を識ることは美を生むことへと高められねばならぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...千鶴子は傍のものが矢代だと識ると...
横光利一 「旅愁」
...=識(し)らないことを識る...
吉川英治 「新書太閤記」
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