...俺は偉大だぞと意識する者の中に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...確か昨夜非常に遅く帰られたと思うのですが」紋三は変なことをいい出したなと意識すると...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...六識が外境(そとのもの)を認識する場合は...
高神覚昇 「般若心経講義」
...ものごとをありのままにハッキリ認識することです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...自分の能力の領分と他人の能力の領分とをハッキリ意識することである...
辻潤 「自分だけの世界」
...それが自然に何のこだわりもなく云えるまでに到達していない自分を認識することが出来たのであった...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...意識すると否とに拘らず...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...時間空間的なものとして認識することによって...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...自分はさし當りこゝより外に身を置く處がない事を意識するのが...
永井荷風 「或夜」
...内臓を意識することの出来ないような...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...この煙で濁った小部屋のなかにいる自分の魂に襲いかかっているのを意識するようになった...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...昼間は完全に意識することの出来ないような薄暗い場所にむらがる漠然とした考えのうちに影をひそめてしまった...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...簿書その目を識す...
南方熊楠 「失うた帳面を記憶力で書き復した人」
...負けたほうは自分であると意識することで大臣の自尊心は傷つけられたのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...もし我々の悟性が真理の形状や輪郭や姿や顔つきを認識することができるとすれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...意識するとしないとに拘らず...
吉川英治 「折々の記」
...ぴちぴち意識する...
吉川英治 「新書太閤記」
...明ければ二十九日と意識する...
吉川英治 「新書太閤記」
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