...ただ自分の肉体の衰えを意識するだけの短い時間のあいだ...
梅崎春生 「桜島」
...私が意識するより前に...
谷崎潤一郎 「鍵」
...人間を再認識すべく市井の中へ飛びこむ覚悟を固める...
種田山頭火 「其中日記」
...自分の値打ちを意識するひまも気持も...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...そのほかの何物も私の本性に屬しないと私が認識することから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...併しそれと共に因果律が成立しないということを強制的に意識することも出来ない...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...意識するとしないに拘らず...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...つまり一時われわれの間でやかましくいわれた「すべての美しくして高遠なるもの」のあらゆる微妙な陰影を意識するのに...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...衣食の途(みち)を授けて下さいと泣(なき)つきに行くのだと意識するよりも...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...後者を認識するのはもっと高度な診断推理力を示している...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...認識するといふことは...
三木清 「認識論」
...その時は善人という意識すら地上からなくなるであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...それを意識する機会は絶無になりかけている...
柳田国男 「木綿以前の事」
...常識すぎるほど常識的なことなのだけれど...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...國體を認識するといふことの極致は...
吉川英治 「折々の記」
...自分を振り向いたと意識すると...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぴちぴち意識する...
吉川英治 「新書太閤記」
...我々が自然を認識するのはこの両様の意味を含んでいる...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
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