...地球を再認識するよう...
海野十三 「地球要塞」
...又此聲を聞く人のある事を意識する...
高濱虚子 「俳諧師」
...俊敏(しゅんびん)で早熟(そうじゅく)の上に盲目になった結果として第六感の神経が研(と)ぎ澄(す)まされてもいたことを思うと必ずしも突飛(とっぴ)な想像であるとはいえない気位の高い春琴は後に恋愛を意識するようになってからでも容易に胸中を打ち明けず久しい間佐助に許さなかったのである...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...兩者が實在的に異なつてゐると我々が認識するためには...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...最新の知識すなわち真である...
寺田寅彦 「科学上の骨董趣味と温故知新」
...世界を認識する代りに...
戸坂潤 「科学論」
...弁証法は吾々が之を明白に意識することによって初めて必然的となるのではない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...アカデミーは一定の科学が政治的――歴史社会的・実践的――価値を持って通用するから之を研究するのではなくて、科学それ自身が価値を有つから之を研究する、と意識する...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...道徳意識に於てのみ意識することにあるのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...科学を尊重し専門学を充分に認識するまでに進化していない...
中井正一 「調査機関」
...2「認識する」ということは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...意識するもの(res cogitans)としての私の存在がそこに自證されるのである...
三木清 「認識論」
...各自に自己を認識すること...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その「らしさ」を認識するか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...其星巌集の序を読めば彼が多少人才を監識するの才を具せるを見るに足る...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...自分を意識する女の――女の一生を賭けた戦いの日と思うのであろう...
吉川英治 「大岡越前」
...意識するとしないとに拘らず...
吉川英治 「折々の記」
...ビレラはこういう祭儀の日本人に対する影響力をもはっきりと認識することが出来たのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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