...抽象作用を度外視して世界を認識することは徹頭徹尾不可能である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...実際には感染を受ける人たちは意識することなく誤って飲み込んだに違いない...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...或時は又愈意味ある生活に歩を轉じたのだとも意識する...
高濱虚子 「俳諧師」
...人間を再認識すべく市井の中へ飛びこむ覚悟を固める...
種田山頭火 「其中日記」
...私はそのために何物も精神から取り去られてゐないことを認識する...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...確実なものは何もないということを確実なこととして認識するに至るまで...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...すなわち感覚的なものの観念を受取り認識する能力があるが...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...最新の知識すなわち真である...
寺田寅彦 「科学上の骨董趣味と温故知新」
...学説を学ぶものにとってもそれの完全の程度を批判し不完全な点を認識するは...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...中等学校生徒の日常生活を監視することがこの種の協会の意識するしないに拘らぬ一つの客観的な目標だが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...又絶対的に害ならず請ふ末松男の例を観察せんか顧ふに自由党は決して末松男の理想を満足せしむるの政党にはあらじ唯だ彼は政党の勢力を認識する政治家なるを以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...民謡民舞を再認識する運動が盛んになり...
信時潔 「望ましい音楽」
...それを意識するとしないとにかかわらず...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...僕は宿なしの身の上をかちんと意識する...
原民喜 「魔のひととき」
...意識するかしないかの違ひはあるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...美を認識することができないということは...
平林初之輔 「二人の盲人」
...自分では知覚することも認識することもできないほどに深く身にしみこんでいる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...政治はただ現実を認識するだけで事足りるのではなく...
矢部貞治 「政治学入門」
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