...麒麟の身長を謳歌する乙もやはり重太郎の身長の麒麟にひとしいことを発見する筈である...
芥川龍之介 「僻見」
...新文明の知識を謳歌する者のある一方には...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...彼らはただ文字の上から労働神聖を謳歌するに過ぎずして...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...思うに明朗な近代女性の肉体美を謳歌する者には...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...焉(いずく)んぞ太平に謳歌するを得んや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...事毎に「將軍政治」を謳歌するオランダに反感をもつ以上...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...自分は何も近代の個人主義のみを謳歌するのではない...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...学士までをも謳歌する...
夏目漱石 「野分」
...必然性と拘束とを哀訴したものが却つて自由と解放とを謳歌するものとなる...
波多野精一 「時と永遠」
...我が世の春を謳歌するお歴々の名は...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...僕はライプチヒに謳歌する...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...万戸泰平を謳歌するかに思われた...
吉川英治 「三国志」
...ご徳政を謳歌するように...
吉川英治 「三国志」
...戦国の招来を謳歌するように...
吉川英治 「親鸞」
...頻りに裏町遊びを謳歌するので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...生を謳歌するニイチェの哲学は苦患を愛する事を教うるゆえに尊貴である...
和辻哲郎 「ベエトォフェンの面」
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