...しかしそれにも拘らず謬ることなく...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...しかしそれにもかかわらず謬ることなく...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そこに直ちに二敵將駿馬を驅りて迫り來つ、 275リュカオーンのすぐれし子まさきに聲を放ちいふ――『英豪勇武のああ汝、チュウデーデース、先きにわが射りし勁箭、苦(にが)き武器、遂に汝を倒し得ず、鋭刄效を奏するや? 今わが槍に試みむ』しかく叫んで影長き大槍揮ひ投げとばし、 280チュウデーデースの盾打てば、穗先きは之を貫きて、勢猛く衝きて入り、其の胸甲に迫り來る、之を眺めてパンダロス勇み高らく叫び曰ふ、『汝腹部を貫ぬかる、其重傷を時長く耐(こら)へは得まじ、光榮を汝はわれに與へたり』 285ヂオメーデース威を奮ひ、憤然として答へ曰ふ、『汝謬る、長槍はわれに當らず、然れども汝戰やめざらむ、汝のひとり倒されて其血を以つて猛勇のアレース神を飽かす迄』しかく叫びて飛ばす槍、槍を導くアテーネー、 290鼻を打たしむ眼の下に、槍は眞白き齒を碎き、堅き青銅更にまた根本(ねもと)に舌を打ち落し、更に其穗は(あご)の端貫き外に拔け出でぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...是は孰れが正しく孰れが謬るとも言へない...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...技術の世界が謬るよりも...
中井正一 「美学入門」
...これを謬るどころか...
中井正一 「美学入門」
...謬るおそれはないのである...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
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