...瓢軽な童謡にのこされたおぢいさんは他愛もなく病死してしまつたのである...
飯田蛇笏 「秋風」
...今はやめて謡曲だけ続けている...
上村松園 「画道と女性」
...お向ひの女のお子さまたちと歌を謡(うた)つて入らつしやるのが聞える...
鈴木三重吉 「桑の実」
...屋上で神に祈る土人の歌謡...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...芳一はますますうまく弾きかつ謡った...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...謡いましょうと引き受けた...
夏目漱石 「永日小品」
...謡(うたい)の先生の月給が百五十円だと云う事を聞いて...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...ここに童謡の童謡たる所以があるのであります...
野口雨情 「朝おき雀」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...または「本は尺八中は笛末はそもじの筆の軸」とも謡われてことにゆかしい性質を持っている...
牧野富太郎 「植物記」
...この翁謡ならばかき消すやうにうせぬべし...
正岡子規 「かけはしの記」
...その例からし酢にふるは涙か桜鯛(さくらだい)宗因世の中よてふ/\とまれかくもあれ 同古歌に曰く千(ち)とせぞ見ゆる鏡餅 同有明の油ぞ残るほとゝぎす 同涼風や猶ながらへば小石川 同前にありと見れば蛍のしりへかな 同天にあらばひよこの羽根も星の妻 同雁(かり)啼(な)いて菊屋のあるじのわたり候か 同今こんといひしは雁の料理かな 同冬構へ一にたはらや炭俵 同思ひつゝぬればや壁も雪の色 同やどれとは御身(おんみ)いかなるひと時雨 同富士の烟(けむり)耳に消えけりほとゝぎす 如萍もみぢ葉や花なき里の二三月 安昌郭公(ほととぎす)来べき宵なり頭痛持在色(ざいしき)革足袋(かわたび)の昔は紅葉蹈(ふ)み分けたり一鉄(いってつ)貞派の好んで俚諺(りげん)、俗語を用ゐしに変りて、これは好んで和歌、謡曲を用ゐたり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...金田一京助君の『北蝦夷古謡遺篇』を五百部刷った...
柳田国男 「故郷七十年」
...外海府に行われる民謡の一つに...
柳田國男 「食料名彙」
...やがて出ずるや秋の夜の――謡の声はまだ続いていた...
山本周五郎 「風流太平記」
...その男も謡が好きなのだ...
山本周五郎 「やぶからし」
...小さな声で地頭の謡にくっ付いて行った...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...何よりも先に翁の謡は舞いぶりとソックリの直線的な大きな声であった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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