...校正は御骨が折れましたろう多謝々々...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...雨傘がないからお寺の傘を借りて郵便局へ出かける、ちよつと一杯ひつかけたり!さらにまたポストへ、また一杯ぐうつとひつかけました!鈍栗庵の愛息が自転車で栗飯を持つて来てくれる、さつそく御馳走になる、感謝々々...
種田山頭火 「一草庵日記」
...帰宅前の樹明兄、先夜写していたゞいた写真を持つて来庵、よく写つてゐる、あまりに私らしい、同時にあまりに私らしくない写真でもあつたが、とにかく、禅坊主としての私、庵主としての私は出てゐる、感謝々々...
種田山頭火 「其中日記」
...私が秋晴半日逍遙してゐる間に、樹明君が帰宅の途上、立寄つたらしい、いつぞや無心しておいた原稿紙がちやんと机の上に持つてきてある、そして汽車、自動車の新らしい時間表が襖に貼りつけてある、多謝々々...
種田山頭火 「其中日記」
...学校に樹明君を訪ねる、君は私が途中、どこかに下車したと思つて、昨日も白船君と交渉したさうな、感謝々々...
種田山頭火 「其中日記」
...うまい昼飯だつた、たとへそれがシヨウユウライスであつても、感謝々々...
種田山頭火 「其中日記」
...午後、Nさん来庵、文藝春秋と婦人公論とを持つて来て貸して下さつた、感謝々々、いつしよに郵便局へ行き油屋へ行き、それからまたいつしよに帰庵して、龍眼肉を咬みお茶を飲んで話した...
種田山頭火 「其中日記」
...途上で聖護院大根一本を拾ふ、いびつだから捨てゝあつたのである、その一本が今晩の私のお菜として余りあるものであつた、感謝々々...
種田山頭火 「其中日記」
...米がある、炭がある、――幸福々々、感謝々々...
種田山頭火 「其中日記」
...暮羊君から、古い夏帽子を頂戴した、感謝々々...
種田山頭火 「其中日記」
...醤油四合――十六銭焼酎一合――十二銭豆腐二丁――六銭ハガキ十枚――二十銭その他――感謝々々...
種田山頭火 「其中日記」
...夕方、あまりさびしいので、暮羊君を訪ねる、ビールと水密(マヽ)桃の御馳走になる、感謝々々、おかげで、よい睡眠をめぐまれた...
種田山頭火 「其中日記」
...飲みたいだけ飲み、食べたいだけ食べた、感謝々々...
種田山頭火 「其中日記」
...朝、矢島さん来訪、一応帰店して新聞を持つて来てくれた、多謝々々...
種田山頭火 「其中日記」
...同行さんから、餅やら蜜柑やらお菜やら頂戴した、感謝々々...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...多々楼君、都影君、江畔老、緑平老、……感謝々々...
種田山頭火 「旅日記」
...何となくいら/\して落ちつけない、どうしたのだらう、気まぐれ山頭火!今日もずゐぶん暑かつた、我がまゝ気まゝに暮らした、感謝々々...
種田山頭火 「旅日記」
...S酒場に折から帰郷中の惣参居士を訪ねる、生一本の御馳走になる、お土産としても頂戴する、多謝々々...
種田山頭火 「道中記」
便利!手書き漢字入力検索