...礼拝講中に携帯電話の電源を切るように求められた...
...講中に由つてそれ/″\の流儀があるのであらう...
谷崎潤一郎 「二月堂の夕」
...いろいろの講中(こうちゅう)の旗の吊(つ)るされた休み茶屋...
徳田秋声 「黴」
...其講中が出來ると...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...種田の家は或時は宛(さなが)ら講中の寄合所...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...講中の衆やなんかと一緒に歩いていた日にはまだるくてたまりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...講中の重なるものとが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ガラッ八の八五郎もさんざんお賽銭(さいせん)を入れ揚げた講中の一人で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...講中の金の寄りが惡いので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「不動堂の堂守の海念坊は講中へ申し譯が立たないと言つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...叶屋重三郎が慾に目が眩(くら)んで、もったいなくも不動明王の尊像を抵当に取ったから、仏罰が当ったに違(ちげ)えねえというので、不動堂の講中が、浪人くずれの大垣村右衛門を先頭に、叶屋に乗り込んで、お祭のような騒ぎですぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...不動堂の講中の世話人で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「お前も講中の一人だつたぢやないか――斯(か)うなりや佛樣だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その晩は講中の客で一杯...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...散々講中の人達を嫌がらせて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...講中は何人あるかわかりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あれだけ講中の多い色男野郎も少ないが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...吉原かむりにして襟に講中の団扇(うちわ)をさしていた...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...……して見ると、その杉の市という按摩はちょっと小悧口(こりこう)な面をしているだろう、どうだ」「いかにもその通り……按摩のくせに、千賀春なんぞに入揚げようというやつですから、のっぺりとして、柄にもねえ渋いものを着(つ)けております」「ふふん、それから、どうした」「……なにしろ、他人(ひと)の首に繩のかかるような大事でございますから、うかつにこんなことを申しあげていいかどうかわかりませんが、たったひとつ思いあたることがございます……」「なるほど、そう来なくちゃあ嘘だ」「……やはり、千賀春の講中で、いわば、あっしの恋敵(こいがたき)……」「と、ヌケヌケと言ったか」「へえ」「途方(とほう)もねえ野郎だの...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
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