...かう云ふのは格別謙遜したのではない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...かく謙遜したならば...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...謙遜した態度で語りだした...
徳田秋聲 「彷徨へる」
...警部補が謙遜した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...おかげで助かりました」スリム氏が謙遜した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...エドガーが割り込み、謙遜した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...――それにしても、わたしは、いつの間にか、この作品に対して何か全く相反する期待を抱き過ぎて差し向つてゐたゝめかしら? と自分をうたがひ、若し左うであればまことに幸ひだ、と更にもう一辺読み反さうとも考へたのですが、謙遜したゞけで、どうしてもそれだけの根気は呼び起せないものでした...
牧野信一 「浪曼的月評」
...小ぢんまりした夫人の横でなお堂々と感じられる盛装の体をちぢめるようにしながら謙遜した...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...よい意味で謙遜したって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...妙ではないか」これは謙遜したのではない...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...囃子等度々相勤むる」と極めて謙遜した簡短な文辞が挟んで在るだけであるが……...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...瘠せこけた身体(からだ)に引っかけた羊羹(ようかん)色のフロックコートの襟をコスリ直した犬田博士は顔を真赤にして謙遜した...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...洞穴(ほらあな)の奥から出るような謙遜した声を響かした...
夢野久作 「ココナットの実」
...両氏とも非常に謙遜した評をしているようである...
夢野久作 「道成寺不見記」
...「何も今からそう謙遜したものでもないでしょう...
横光利一 「旅愁」
...穴でもあらば、隠れたくなります」と、謙遜した...
吉川英治 「三国志」
...孫策は、彼に向って、「これから戦いの駈引きについてもいろいろ君の意見を訊くから、良計があったら、教えてもらいたい」といったが、太史慈は、「敗軍の将は兵を語らずです」と、謙遜した...
吉川英治 「三国志」
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