...事物に対して謙虚な心がまへをなくしてしまつたやうである...
種田山頭火 「其中日記」
...これについてははなはだ僣越(せんえつ)ながらこの際一般工学者の謙虚な反省を促したいと思う次第である...
寺田寅彦 「天災と国防」
...「謙虚な気持ちでなければ...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...私は余りに謙虚な態度を装ったかも知れない...
豊島与志雄 「程よい人」
...即ち謙虚な気持を修熟させることが第一だと思ひ...
中原中也 「詩壇への抱負」
...何んとなく謙虚な心構えになって行くのをどんなに嬉しく眺めて来たことでしょう...
野村胡堂 「十字架観音」
...*87「謙虚な政治家になれ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...その様子がほとんど謙虚なほどなので...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...彼はこうして謙虚な仕事をつづけ...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...夜更けの谷戸で狭畑(せばた)をほじくりかえすような謙虚な所業をするはずがない...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...極めて謙虚な質疑を以ってはじめる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...凡そ雪五郎は謙虚な心の持主で...
牧野信一 「バラルダ物語」
...懺悔としての語られざる哲学は純粋なる心情と謙虚なる精神とを失わないように努力する...
三木清 「語られざる哲学」
...しかるに謙虚なる心は小さい自我を通す喜びによってよりもそれを粉砕する悲しみによって得られるのである...
三木清 「語られざる哲学」
...それは他に対しては固(もと)より自己に対してでさえ何物をも教えようとはしない絶対に謙虚なる心である...
三木清 「語られざる哲学」
...それらのすべてを謙虚な自尊心で受けながしたように...
山本周五郎 「青べか物語」
...という謙虚な気持のように思えて...
山本周五郎 「竹柏記」
...謙虚な心の持主に対して...
吉川英治 「宮本武蔵」
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