...ありとあらゆる罵詈讒謗(ばりざんぼう)が...
芥川龍之介 「俊寛」
......
伊東静雄 「わがひとに与ふる哀歌」
...或は自己弁護のために他の被害民の誹謗をこととした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...エセックスの手紙によると「思うに彼女はラレイについてはどんな誹謗を聞くにも耐えられないのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...小川派と南派とがそれぞれ相手を誹謗(ひぼう)する目的でそうした説を流したのだろう...
高見順 「いやな感じ」
...この誹謗もまたその輪のほかを出られない...
立原道造 「夏秋表」
...『誹謗に最もすぐれたる*アイアン(汝アカイアの中に他のこと皆劣る)汝の心酷きかな...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...この本が出版された際に提出された反対、抗議、誹謗の内には、この誠実ささえ疑おうとするものも少なくなかったが、私は少なくともこの誠実だけは信じることが出来ると考える...
戸坂潤 「読書法」
...これほど瑣末な偶然なアトランダムな誹謗のスケッチを試みる位いなら...
戸坂潤 「読書法」
...彼はそうした誹謗(ひぼう)に対して主人を弁護したばかりか...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...虎を畫いて猫に似たる謗りを受けるものがないでもない...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...すなわち毀謗(きぼう)は社会の要求の声ともいうべきものならん...
新渡戸稲造 「自警録」
...迷信の謗(そし)り免(まぬ)かれずとも...
福田英子 「母となる」
...僧毘尼(びに)を毀謗(きぼう)せん...
三木清 「親鸞」
...悪く謗(そし)らば片つはし...
森鴎外 「細木香以」
...その説が現在の秩序を誹謗するものであり...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...さっきから官兵衛の誹謗(ひぼう)ばかり並べていた老臣以下の面々は...
吉川英治 「黒田如水」
...織田のまわし者のように思われますぞ」「一身の誹謗(ひぼう)のごときは官兵衛すこしも意にかけません...
吉川英治 「黒田如水」
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