...識者と被害民のあいだにおいて誹謗の的になっているのを知って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...彼らの誹謗(ひぼう)的な精神からのがれてはいなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...誹謗(ひぼう)されていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...非難も誹謗もあつたが...
長岡半太郎 「アインシュタイン博士のこと」
...いろいろの誹謗(ひぼう)が出るのはやむを得まい...
中里介山 「大菩薩峠」
...魚釣(この湾内ではもろ鰺が良く釣れるそうだが)の下手なのまでが讒謗(ざんぼう)の種子になろうとは...
中島敦 「環礁」
...陵への誹謗(ひぼう)の種子になった...
中島敦 「李陵」
...第七章譏謗(きぼう)に対する態度人に最大不快を与うるは何か人間社会で不愉快なる感を与うるものは数多(あまた)あるが...
新渡戸稲造 「自警録」
...すなわち毀謗(きぼう)は社会の要求の声ともいうべきものならん...
新渡戸稲造 「自警録」
...譏謗(きぼう)の大部分は介意の価なししかるに少し気の小さな人が...
新渡戸稲造 「自警録」
...斯く申さば讒謗(ざんばう)罵詈(ばり)禮を知らぬしれ者と思ふ人もあるべけれど實際なれば致方無之候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...『淵鑑類函』五二に〈堯誹謗の木を設け...
南方熊楠 「十二支考」
...風流な家に住んで現代を誹謗(ひぼう)して鹿(しか)を馬だと言おうとする人間に阿(おもね)る者がある」とお言いになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「もはや世の謗(そし)りもおそれませぬ...
山本周五郎 「死處」
...さして咎むべき誹謗(ひぼう)ではなかったといえる...
山本周五郎 「新潮記」
...御行動を誹謗(ひぼう)し奉るような説をなす者もあろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...コノ故ニマダ以テ一言モ聖人ヲ誹謗(ヒボウ)セズ...
吉川英治 「親鸞」
...個人的な誹謗(ひぼう)は慎みあうこととか...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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