...故に自ら求むるところなき愛を以つてすれば、彼の敵も、彼の誹謗者も、凡て親愛すべき同胞に相違がないのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...物狂おしい讒謗と...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...先天年間に於ては士人の誹謗を受け...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...その二私はひとつの花を誹謗しよう...
立原道造 「夏秋表」
...現(あらわ)に誹謗すると云うことは考えられないことだからね...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...既往の謗りを洗い落すことが可能であると存じます...
長岡半太郎 「湯川博士の受賞を祝す」
...魚釣(この湾内ではもろ鰺が良く釣れるそうだが)の下手なのまでが讒謗(ざんぼう)の種子になろうとは...
中島敦 「環礁」
...九まで誹謗(ひぼう)する意旨(いし)であるが...
新渡戸稲造 「自警録」
...政府讒謗(ざんぼう)の廉(かど)で鍛冶橋監獄に繋がれたが...
久生十蘭 「湖畔」
...他人に曲を誣(し)うるものを誹謗と言い...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...たがいに相誹謗(ひぼう)するよし...
福沢諭吉 「中津留別の書」
...人はお前を誹謗中傷するだろう』とハムレットを引用し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...浄蔵大法師を謗(そし)った者その日より一切の物を鼠に食わる...
南方熊楠 「十二支考」
...外間謗議の衝に当つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...他の国のものを謗(そし)るとか侮(あなど)るとかいう意味が伴ってはなりません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...誹謗(ひばう)、罵詈(ばり)、悪名、窘迫(きんぱく)は偶(たま/\)以て吾人の徳を成すに足るのみ...
山路愛山 「信仰個条なかるべからず」
...彼の個人攻撃や誹謗(ひぼう)が...
吉川英治 「大岡越前」
...罵詈(ばり)讒謗(ざんぼう)いたしたり...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
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