...識者と被害民のあいだにおいて誹謗の的になっているのを知って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...自分の出した予防命令を誹謗されて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...英政府の誹謗をする印度人の探査に努めている数はいかに夥(おびただ)しいものであるかということ等々...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...すると詩を作ってそれを謗(そし)った者があった...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...書く度毎に冷酷な批評家から有りと有らゆる罵詈讒謗を加えられて居たのです...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...さき頃君は陣中に*我を誹謗し罵りぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...此後我は永遠に汝に對しとこしへに誹謗恥辱の種たらむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...『誹謗に最もすぐれたる*アイアン(汝アカイアの中に他のこと皆劣る)汝の心酷きかな...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...わが知れる人々の中(うち)にはいかにもして我国の演劇を改良なし意味ある芸術を起さんものをと家人(かじん)の誤解世上の誹謗(ひぼう)もものかは...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...専修念仏を起して聖道の他の諸宗派を謗(そし)っている...
中里介山 「法然行伝」
...世人(せじん)が彼を誹謗(ひぼう)するときは...
新渡戸稲造 「自警録」
...愚劣な罵詈讒謗(ばりざんぼう)...
火野葦平 「花と龍」
...この恥知らずな誹謗者の鼻をあかせてくれようものと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...カイウス・カルウスは彼に対して誹謗(ひぼう)的な諷刺詩をたくさん書いていたが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...嫉妬(しっと)や誹謗(ひぼう)や貪欲(どんよく)などもある...
山本周五郎 「季節のない街」
...ひどいひどい蔭口や根もない謗りを...
山本周五郎 「はたし状」
...反目と誹謗(ひぼう)がいりみだれて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...色々と難癖を附けて翁を誹謗(ひぼう)したので...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??