...摩利の教を誹謗(ひぼう)したり...
芥川龍之介 「邪宗門」
...病的に讒謗を逞しうする...
太宰治 「津輕地方とチエホフ」
...誹謗(ひぼう)するもの...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...国家的光栄を誹謗(ひぼう)したり人々の精神を混乱さしたりして喜ぶ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...『街巷新聞』に出ていた記事は誹謗(ひぼう)でも中傷でもない...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...しかるにいかなる政治家にてもその生ける間(あいだ)は敵より政治屋と罵詈讒謗(ばりざんぼう)せられる...
新渡戸稲造 「自警録」
...いかに罵詈讒謗(ばりざんぼう)を浴(あび)せても...
新渡戸稲造 「自警録」
...おほよそ疑謗の輩はすくなく...
服部之総 「加波山」
...凡そ婦人の心さまの悪しき病は不和不順なる事と怒り恨む事と謗る事と妬む事と智恵浅き事となり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...また誹謗と弁駁(べんばく)とその間に髪(はつ)を容(い)るべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...讒謗(ざんぼう)罵詈(ばり)礼を知らぬしれ者と思ふ人もあるべけれど...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...かく申さば讒謗罵詈(ざんぼうばり)礼を知らぬしれ者と思う人もあるべけれど...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...こうした高い貴族の中では例のないことであるなどと誹謗(ひぼう)するかもしれぬという遠慮もあり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼はプランクスに対し誹謗(ひぼう)の言葉を書きつらね...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その説が現在の秩序を誹謗するものであり...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...御新政向きまで誹謗(ひぼう)しおった」「こいつがか」と...
吉川英治 「私本太平記」
...十叡山の大衆(だいしゅ)は、その後、(吉水は降伏した)と、例の法然とその門下の名をつらねた七箇条の誓書に、凱歌をあげていたが、(あれは、奴らの戦術だぞ)という者があり、また、(吉水の念仏者たちは、いよいよ結束して、信仰をかためているし、外部の門徒たちも、なお殖えるような勢いにある)と聞くと、(それは捨ておけぬ)ふたたび持ち前の嫉視を向け、弾圧、迫害、誹謗(ひぼう)、あらゆる反動を煽(あお)って、とうとう、朝廷へ向って「念仏停止(ちょうじ)」の訴えを起した...
吉川英治 「親鸞」
...ところが家來(けらい)たちは主人(しゆじん)の愚(おろか)なことを謗(そし)り...
和田萬吉 「竹取物語」
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