...誹謗(ひぼう)をや...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...誹謗(ひぼう)に抗し屈辱に堪え...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...アカイア族は今君を誹謗の的となさんとす...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...誹謗者らのためにいらだちやすくなされ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...冷淡もしくは誹謗(ひぼう)にばかり出会った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...立身した人々が常に受くることになってる中傷や誹謗(ひぼう)などは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そうして聞くに堪えない罵詈讒謗(ばりざんぼう)を加えては哄(どっ)と鬨(とき)の声を揚げる有様は...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの上人の義を謗(そし)るは大きなる咎(とが)である」といって自分の拵(こしら)えた決疑抄三巻を焼いて了った...
中里介山 「法然行伝」
...カストリは二時間にわたる彼の罵詈讒謗(ばりざんぼう)を泰然と聞き流していたが...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...そのはたして誹謗なるか...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...親の謗(そしり)はしりよりか些と自分の頭の蠅(はえ)でも逐(お)うがいいや...
二葉亭四迷 「浮雲」
...誹謗木など形式的の物と看做(みな)すは大なる誤解なりとあれど...
南方熊楠 「十二支考」
...唯物主義と謗(そし)られたり...
柳宗悦 「民藝四十年」
...お奉行を誹謗(ひぼう)したりしていましたからね...
吉川英治 「大岡越前」
...董相国やその一類の誹謗(ひぼう)をなせば...
吉川英治 「三国志」
...これは「太平記」だけにみえる師直誹謗(ひぼう)の一話で他書にはない...
吉川英治 「私本太平記」
...個人的な誹謗(ひぼう)は慎みあうこととか...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...誹謗(ひぼう)した...
吉川英治 「源頼朝」
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