...摩利の教を誹謗(ひぼう)したり...
芥川龍之介 「邪宗門」
...女王の御覧に供えるなどはまさに誹謗の極地であった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
... 255そのため汝衆人の前に誹謗の言放つ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...此後我は永遠に汝に對しとこしへに誹謗恥辱の種たらむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...盲動俗悪の謗りを受けよう...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...僕が故意に浜地を誹謗したと思って...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...カストリは二時間にわたる彼の罵詈讒謗(ばりざんぼう)を泰然と聞き流していたが...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...またこれを買う者を愚なりとて謗(そし)るにあらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...「余(あんまり)だから宜(い)い……人の感情を弄んだの本田に見返ったのといろんな事を云って讒謗(ざんぼう)して……自分の己惚(うぬぼれ)でどんな夢を見ていたって...
二葉亭四迷 「浮雲」
...セネカについてはなはだ誹謗(ひぼう)的な叙述をしている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...カイウス・カルウスは彼に対して誹謗(ひぼう)的な諷刺詩をたくさん書いていたが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...嫉妬(しっと)や誹謗(ひぼう)や貪欲(どんよく)などもある...
山本周五郎 「季節のない街」
...そんな蔭口や誹謗(ひぼう)くらいなんでもないことだ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...あなたの失脚を図(はか)る者が為にしている誹謗(ひぼう)で...
吉川英治 「私本太平記」
...コノ故ニマダ以テ一言モ聖人ヲ誹謗(ヒボウ)セズ...
吉川英治 「親鸞」
...あらゆる罵詈讒謗(ばりざんぼう)がうしろから飛んで来たが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それは全くの誹謗(ひぼう)だ...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...有仏性と言い無仏性というもともに仏法僧を謗(そし)るのであることを認めている...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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