例文・使い方一覧でみる「謔」の意味


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...冷笑と諧(かいぎやく)との二つの武器を宮本武蔵のやうに使つてゐた...   冷笑と諧謔との二つの武器を宮本武蔵のやうに使つてゐたの読み方
芥川龍之介 「秋」

......   の読み方
芥川龍之介 「長崎小品」

...二 薄田泣菫氏の性行薄田泣菫氏の「茶話」は如何に薄田氏の諧に富み...   二 薄田泣菫氏の性行薄田泣菫氏の「茶話」は如何に薄田氏の諧謔に富みの読み方
芥川龍之介 「人及び芸術家としての薄田泣菫氏」

...しんとした夜の静かさの中で悪(からか)うような淫(みだ)らな女の潜み笑いが聞こえた...   しんとした夜の静かさの中で悪謔うような淫らな女の潜み笑いが聞こえたの読み方
有島武郎 「カインの末裔」

...火星の生物にまだ取って喰われないだけが見つけ物かもしれない」僕は諧を弄したつもりだった...   火星の生物にまだ取って喰われないだけが見つけ物かもしれない」僕は諧謔を弄したつもりだったの読み方
海野十三 「地球を狙う者」

...彼の諧(かいぎゃく)詩...   彼の諧謔詩の読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...無数の人々の悪(あくぎゃく)を相手にして他を顧みるの余裕がなかった...   無数の人々の悪謔を相手にして他を顧みるの余裕がなかったの読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...然も一脈の諧味を湛えている...   然も一脈の諧謔味を湛えているの読み方
直木三十五 「大衆文芸作法」

...余は滑稽諧を以て俳諧狂歌両者の本領なりと信ずる也(なり)...   余は滑稽諧謔を以て俳諧狂歌両者の本領なりと信ずる也の読み方
永井荷風 「江戸芸術論」

...諧好(かいぎゃくず)きで...   諧謔好きでの読み方
野村胡堂 「楽聖物語」

...機智や諧の表面的な面白さより...   機智や諧謔の表面的な面白さよりの読み方
原民喜 「忘れがたみ」

...辛辣な諧(かいぎゃく)を弄した...   辛辣な諧謔を弄したの読み方
久生十蘭 「地底獣国」

...ところが私が笑つた結果は単に二人の間を諧的なものにしてしまつたより他に照子へは何の反応もありません...   ところが私が笑つた結果は単に二人の間を諧謔的なものにしてしまつたより他に照子へは何の反応もありませんの読み方
牧野信一 「愚かな朝の話」

...その繊細巧致を極めたる諧味...   その繊細巧致を極めたる諧謔味の読み方
牧野信一 「彼に就いての挿話」

...しかも諧に富んだ本のことを考えてごらんなさい...   しかも諧謔に富んだ本のことを考えてごらんなさいの読み方
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」

...華奢な女靴と男靴とのごちゃまぜは何ともいえない諧があって...   華奢な女靴と男靴とのごちゃまぜは何ともいえない諧謔があっての読み方
宮本百合子 「十四日祭の夜」

...一同につきものの機智諧が流れ始めた...   一同につきものの機智諧謔が流れ始めたの読み方
横光利一 「旅愁」

...とにかくそういうふうに山国にいながら足が長い――そこを信長が諧(かいぎゃく)したのである...   とにかくそういうふうに山国にいながら足が長い――そこを信長が諧謔したのであるの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

「謔」の読みかた

「謔」の書き方・書き順

いろんなフォントで「謔」

「謔」の英語の意味


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