...英国にて日曜の静謐なるときは...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...極めて安寧静謐にして不和なく...
高木敏雄 「比較神話学」
...静謐(せいひつ)敦睦(とんぼく)ならん事を祈る...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...如何に荒れ狂っても静謐なるに等しい...
豊島与志雄 「「草野心平詩集」解説」
...そよとの物音もない静謐な境地に沈み込んだ...
豊島与志雄 「未来の天才」
...何ものをも呼吸(いき)の音(ね)をさえも聞き得ない静謐(せいひつ)であり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...静謐((せいひつ))に渇する彼は...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...靜謐(せいひつ)そのものですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは廻り澄む三つの独楽が今や将に相触れむとする刹那の静謐である...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...相愛心があれば世の中は必ず静謐(せいひつ)で...
牧野富太郎 「植物知識」
...相愛心があれば世の中は必ずや静謐で...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...日と夜とは自然の緊張した静謐に満たされて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...木像かミイラのように静謐(せいひつ)である...
三好十郎 「胎内」
...次第に愛ある静謐と山羊の眼のやうな柔和の中に澄みきつて来た...
室生犀星 「愛の詩集」
...扉の内部にあるあの世の平和と静謐(せいひつ)と規律と...
室生犀星 「みずうみ」
...それが天下静謐(せいひつ)の前提です...
吉川英治 「私本太平記」
......
吉川英治 「私本太平記」
...いってみれば古典的静謐(せいひつ)の美に対して...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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