...なぜなら、速度を遅くすることと、射程を長く伸ばすこととは、互いに相(あい)傷(きず)つける条件なんだからねえ」「うむ、まるで謎々(なぞなぞ)だね」「そうだ、謎々だ...
海野十三 「のろのろ砲弾の驚異」
...謎々をかけたにしても...
海野十三 「のろのろ砲弾の驚異」
...その文献に出てゐるたくさんの謎々の問題は...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...(「自警」昭和二十六年九月号)16スリルの説私が探偵小説におぼれはじめたころの気持を振り返ってみると、理智文学としての、謎々としての、手品文学としての魅力にひきつけられたのはもちろんであったが、そういう論理的な魅力に並行して、ある場合にはそういうものよりも一そう深く、探偵小説ないし犯罪文学に含まれているスリルの魅力に心酔していたことがわかるのである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...謎々のやうな遊びをして...
薄田泣菫 「茶話」
...この謎々を解けば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...見る人が見れば必ず分る筈だ――と斯(か)う仰有いました」「すると福松もそれと同じ謎々を書いた紙片を一枚持つて居たのだな」「それに相違御座いません」「死骸も手廻りの品も見たが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親分が謎々を解いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...謎々をかけたりジャン拳したり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんな人の惡い謎々なんか掛けるもんですか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...謎々じゃ)お京の手紙は茫漠としていて...
火野葦平 「花と龍」
...文三の懸けた謎々(なぞなぞ)が解けても解けない風(ふり)をするのか...
二葉亭四迷 「浮雲」
...何だか謎々のようである...
松本泰 「日蔭の街」
...謎々の興味に懸(かか)っている...
夢野久作 「探偵小説の真使命」
...ユウモア等の謎々以外の風味を含ませるのは探偵小説の邪道...
夢野久作 「探偵小説の真使命」
...謎々の真価値は大英博物館にでも納めなければ光らなくなってしまっている...
夢野久作 「探偵小説の真使命」
...紙芝居式の謎々小説よ...
夢野久作 「探偵小説漫想」
...ところでだ……まず劈頭(へきとう)第一に一つの難解を極めた謎々をタタキ付けて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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