...謂う所の事務所から...
石川欣一 「比島投降記」
...謂うまじきことを...
泉鏡花 「海城発電」
...憶面(おくめん)もなく謂うごときに至っては言語同断と謂わざるを得ん...
泉鏡花 「海城発電」
......
高木貞治 「回顧と展望」
...私のよく謂う「西洋を知り抜いて東洋へ帰る心」に...
谷譲次 「踊る地平線」
...充分な意味に於て吾々の今謂う所の問題であるのではない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...彼の謂う処の「春風駘蕩」派たる所以だろう...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...一帯は謂うところの柳暗明花の巷になるのであるが...
中村地平 「宮崎の町」
...男殺しというのは斯ういう人を謂うのかと思われた...
二葉亭四迷 「平凡」
...小糸謂うところのどうにも手のつけられない機嫌の悪い処置振りをしては...
正岡容 「小説 圓朝」
...しかし君の書いたドイツ文には漢学者の謂う和習がある...
森鴎外 「二人の友」
...答えてさっさと降(お)りて来られると謂うのは...
柳田国男 「海上の道」
...楮はカゾともまたカミソとも謂う地方があって...
柳田国男 「木綿以前の事」
...滋賀県北部などで麦の炒粉(いりこ)をカミコと謂うのと...
柳田国男 「木綿以前の事」
...八重山(やえやま)の島などでは是をダイバノブトと謂う...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ユロリ・ユルリと謂う例は最も多く...
柳田国男 「木綿以前の事」
...東北ではヒヤケとも謂う小さな片手桶(かたておけ)が...
柳田国男 「木綿以前の事」
...佐渡ではフリバイと謂うそうである...
柳田国男 「木綿以前の事」
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