...之を雅(が)と謂うて之に耽(ふけ)ること勿れ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...そのお聞きになろうというのは?」「知れてる!先刻(さっき)から謂う通りだ...
泉鏡花 「海城発電」
...その謂うことの淡泊なる...
泉鏡花 「海城発電」
...私のよく謂う「西洋を知り抜いて東洋へ帰る心」に...
谷譲次 「踊る地平線」
...彼の謂う処の「春風駘蕩」派たる所以だろう...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...マルクス派の謂う所の祖国とは...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...それが伯父の謂うお祖母(ばあ)さんに泣かされていたのだったかも知れぬ...
二葉亭四迷 「平凡」
...その和名をフルホンシハンムシと謂うのだが...
牧野富太郎 「植物記」
...それは倅の謂う、真似をしている人である...
森鴎外 「かのように」
...しかしながらこういうのはまだ私の謂う大話ではない...
柳田国男 「海上の道」
...ニルヤと謂うのだが...
柳田国男 「海上の道」
...八重山で謂うところのシダマまたはチダマが...
柳田国男 「海上の道」
...人にこの茶色に染めた布を何と謂うかを尋ねてみたが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...海で働く者は沖ギモノ・沖アハセとも謂う...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ハサグヒまたはハダグヒと謂うのは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...または同じ月にオネヂと謂うものを作る日もあったが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ヘンコキと謂う人も多かった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...一つは我々の謂う遠方婚姻...
柳田国男 「木綿以前の事」
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