...世に謂う孟母三遷の有名な話であるが...
上村松園 「孟母断機」
...道の至公(しこう)と謂うべし...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...葛城の勉強の邪魔になると謂うた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...充分な意味に於て吾々の今謂う所の問題であるのではない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...彼の謂う処の「春風駘蕩」派たる所以だろう...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...芸術品の持つ感じ、論説や記録や物語などから芸術的作品を分つ感じ、謂う所の芸術味、それはみな、作品が宿してる作者の心境から来る...
豊島与志雄 「野に声なし」
...そういうものを謂う...
豊島与志雄 「必要以上のもの」
...こんなのを盲目(めくら)の紛(まぐ)れ当(あた)りと謂うのだろう...
二葉亭四迷 「平凡」
...ベエコンの述べた「其の男」と謂うのは――...
牧逸馬 「双面獣」
...不必要な程屍体を弄んで嗜虐症とも謂う可き観を遺している点と言い...
牧逸馬 「双面獣」
...その和名をフルホンシハンムシと謂うのだが...
牧野富太郎 「植物記」
...小糸謂うところのどうにも手のつけられない機嫌の悪い処置振りをしては...
正岡容 「小説 圓朝」
...所謂うるさ型で細々したくだらないことが気遣いのような質の人です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...6255君の謂う空虚の中に...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...しかしながらこういうのはまだ私の謂う大話ではない...
柳田国男 「海上の道」
...米を入れる袋は他の土地でもシナ袋と謂う者があり...
柳田国男 「木綿以前の事」
...今日謂うところの生麻(きあさ)などと同じく...
柳田国男 「木綿以前の事」
...これをヒブトと謂う者がある...
柳田国男 「木綿以前の事」
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