...あなたの所謂妖術が...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...若しあれが所謂「人間の生写し」のやうに造られてゐたら...
相馬御風 「実物と模型」
...スケイトやとぼがん橇(そり)やカアリング――氷上ボウルスとでも謂(い)うべきウィンタア・スポウツの一種で...
谷譲次 「踊る地平線」
...――所謂実証主義なるものも...
戸坂潤 「技術の哲学」
...所謂匿名批評の特異な点は寧ろもっと別な処に横たわる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...元来所謂「統制」という観念程曖昧に理解され巧みに利用されているものはない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...では所謂存在・実在・とは質的に異った存在や実在は...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...謂わば台湾のパンテオンである...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...所謂(いはゆる)世話料受取り...
中里介山 「大菩薩峠」
...AはBより「所謂感情的」である)...
中原中也 「我が詩観」
...識ニ長ズルノ人主ト謂フベク...
西周 「人智論」
...聖光は所謂鎭西派の開祖で其人自身は東國に關係を有して居らぬけれど...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...所謂事實の確定の問題が歴史家にとつてはどこまでも第一次的な問題である...
三木清 「歴史哲學」
...謂わばイレーネに見つけられたという工合でのモメントにおいて...
宮本百合子 「雨の昼」
...所謂キレイな色ほどひどく濁り...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...所謂(いはゆる)「驥※日記」を著した人である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...所謂衆理想、所謂萬理想、所謂分析の理論、所謂小理想、所謂小理窟、所謂杓子定規等是なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...土佐(とさ)の中村辺(へん)でこれをカナバシと謂ったというのも...
柳田国男 「木綿以前の事」
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