...所謂「詩人らしい」虚榮のヒステリズムは...
太宰治 「郷愁」
...謂(い)わば死んだ振りをしていたのであるが...
太宰治 「佐渡」
...無銭の謂(い)いである...
太宰治 「もの思う葦」
...所謂泥炭地(でいたんち)である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...文芸が所謂政治でもなく政治の手段でもあり得ない限り...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...之は所謂環境ではないにしても...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...レヴィ・ブリュールの所謂パルティシパション(未開人の論理)が...
戸坂潤 「読書法」
...謂わばその目撃者とか...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...凡そ今日の所謂る政党なるものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...七人だけが必要に生きているの謂である...
豊島与志雄 「必要以上のもの」
...すっきりした未亡人、これは特別なもので、謂わば珍宝で、めったにあるものではありません...
豊島与志雄 「未亡人」
...所謂関係妄想でも有りません...
西尾正 「陳情書」
...事実非事実の謂(いい)にては無之候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...真に修道士とこそ謂べけれ...
三木露風 「トラピスト天使園の童貞」
...謂わば初めて一緒に暮すことになったのだから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...三親たちはたいていズズダマと謂(い)っていたようだが...
柳田国男 「海上の道」
...愛山の所謂(いはゆる)空を撃つが為めなりと言へり...
山路愛山 「透谷全集を読む」
...從來の家屋は所謂日本アルプスなる山嶺に面した方面は盡く壁にして...
吉江喬松 「山岳美觀」
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