...自分等の所謂先哲の遺訓なるものの内容が...
石川啄木 「文藝中毒」
...○斎(さい)の神の祭(まつり)吾(わ)が国(くに)正月十五日に斎(さい)の神のまつりといふは所謂(いはゆる)左義長(さぎちやう)なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...而して件の領所と謂ふは...
太宰治 「右大臣実朝」
...謂(い)わば蛇のごとく慧く...
太宰治 「斜陽」
...だから大抵の所謂改革は...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...所謂重臣ブロックなるものは全く政党的な対立物であるらしい...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...それに所謂文芸批評というのは今日では作品批評のことにしかすぎず...
戸坂潤 「思想としての文学」
...――こうしたものが所謂行動主義=能動精神が有つという所謂自由主義の特性であって...
戸坂潤 「思想としての文学」
...後には謂れなき報償を強請して閣下を陷擠せむと試むるの主謀者なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...山田の所謂「過去は過去なり」ということもそのまま文字通りに真であるらしかった...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...若し私の親達に所謂(いわゆる)教育が有ったら...
二葉亭四迷 「平凡」
...色白で愛嬌が有ると謂えば謂うようなものの...
二葉亭四迷 「平凡」
...最も詩に近い小説――彼の謂ふところの「筋のない小説」に強い情熱を持ち出した變化の道程を見究めれば...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...でも決して所謂哲学的ではありませんから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...尚未可謂尽得実(なおいまだことごとくはじつをうというべからず)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...村の連合の日本で郷と謂(い)った区域を...
柳田国男 「海上の道」
...是をイトとは謂わなかった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...伊豆(いず)の新島(にいじま)でネリコと謂ったのは...
柳田国男 「木綿以前の事」
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