...被害民の委員及び総代町村長を暗殺せんことを謀りたるものとも云う」文字も自ら正造の心の裡をつたえて激しかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ただ東洋各国の同志の連絡を謀りに来たのだ...
大杉栄 「日本脱出記」
...今でなくては謀り難いでしよう」と相談されて...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...明治三十二年間牒を村に派出し良民を勧めて巨額の村債を負ハしめ土地田畑の価を下落せしむる事を謀りて漸村民を貧弱ならしめ以て全村を奪掠せんことを企てたるを第二着とし...
田中正造 「非常歎願書」
...謀りごとにせめぎ合い...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...藩の人渋木生と窃(ひそ)かに夷船を駕して海外に航せんことを謀り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...内官姜錫鎬及び參領李敏和の二人相謀り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...大事を謀りて危まざるなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...謀りて殉(したが)はしむることを止めよ...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...志を遠大にして眞に我國の獨立を謀り...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...他年の大成は他年の人の責任に遺して今日は今日の急を謀り...
福沢諭吉 「新女大学」
...既に之を所有すれば其安全を謀り其用法を工夫し...
福沢諭吉 「新女大学」
...狂人ならば人柱を免れること叶うかと謀りまして...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...何時何処から現れて来るかも謀り知れないやうな胸一杯のものに駆られてゐた...
牧野信一 「海路」
...自分からすゝんで占ひを観て貰つたことはないが、十七八歳の頃祖母が突然小生の面上のほくろを気にしはぢめて、占ひ者に謀り、何れと何れとを抹殺すべきかと二三を指摘し、さて占者は小生を静座せしめて、はたとその面を睨めて物凄い声で気合ひをかけた...
牧野信一 「私が占ひに観て貰つた時」
...かねて兄達に謀りて...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...松井中務の二人と謀り...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...よつて平生子遠と密議するところの尊攘堂の議と合はせ堀江に謀り...
吉田松陰 「留魂録」
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