例文・使い方一覧でみる「謀」の意味

...謀反（むほん）でもするように... 謀反でもするようにの読み方
有島武郎「生まれいずる悩み」

...△宮下太吉　今囘の大陰謀者の巨魁なり... △宮下太吉　今囘の大陰謀者の巨魁なりの読み方
石川啄木「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」

...自分以外のものの爲めに謀叛（むほん）されたのです... 自分以外のものの爲めに謀叛されたのですの読み方
岩野泡鳴「泡鳴五部作」

...〔當藝志美美（たぎしみみ）の命の變〕かれ天皇崩（かむあが）りまして後に、その庶兄（まませ）當藝志美美（たぎしみみ）の命、その嫡后（おほぎさき）伊須氣余理比賣に娶（あ）へる時に、その三柱の弟（おとみこ）たちを殺（し）せむとして、謀るほどに、その御祖（みおや）伊須氣余理比賣、患苦（うれ）へまして、歌もちてその御子たちに知らしめむとして歌よみしたまひしく、狹井河よ　雲起ちわたり畝火山　木の葉さやぎぬ... 〔當藝志美美の命の變〕かれ天皇崩りまして後に、その庶兄當藝志美美の命、その嫡后伊須氣余理比賣に娶へる時に、その三柱の弟たちを殺せむとして、謀るほどに、その御祖伊須氣余理比賣、患苦へまして、歌もちてその御子たちに知らしめむとして歌よみしたまひしく、狹井河よ　雲起ちわたり畝火山　木の葉さやぎぬの読み方
稗田の阿礼、太の安万侶「古事記」

...あの謀叛以来一度も洗ったことのない甲板の板には... あの謀叛以来一度も洗ったことのない甲板の板にはの読み方
スティーブンソン　Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳「宝島」

...その次の御父母の悪逆の陰謀には... その次の御父母の悪逆の陰謀にはの読み方
太宰治「右大臣実朝」

...さらに今日は主謀者たる甥の御赦免まで願ひ出るとは... さらに今日は主謀者たる甥の御赦免まで願ひ出るとはの読み方
太宰治「右大臣実朝」

...剰（あまつさ）え謀判（ぼうはん）の罪を犯したことが明白になり... 剰え謀判の罪を犯したことが明白になりの読み方
谷崎潤一郎「聞書抄」

...馬場和泉守こと槍垣の門徒共を語らひ当家を傾けんとして寄々（より／＼）謀（はかりごと）を廻（めぐら）す由... 馬場和泉守こと槍垣の門徒共を語らひ当家を傾けんとして寄々謀を廻す由の読み方
谷崎潤一郎「武州公秘話」

...京師に入りて事を謀（はか）らん」と... 京師に入りて事を謀らん」との読み方
徳富蘇峰「吉田松陰」

...あっぱれ一謀反を企（くわだ）てたものと見えます... あっぱれ一謀反を企てたものと見えますの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...自分の手にしている事件に対してあまり深謀すぎたり浅慮すぎたりしてしくじるのだ...
エドガー・アラン・ポー　Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳「盗まれた手紙」

...それから私はもう屋敷が何を謀（たくら）んでいようと捨てておいた... それから私はもう屋敷が何を謀んでいようと捨てておいたの読み方
横光利一「機械」

...そのうち稀代の智謀... そのうち稀代の智謀の読み方
吉川英治「三国志」

...かねがねの細（こま）やかなる謀（はかり）も... かねがねの細やかなる謀もの読み方
吉川英治「私本太平記」

...彼は謀にとむ大敵だ... 彼は謀にとむ大敵だの読み方
吉川英治「私本太平記」