...諸相を考慮した上で最善策を決定する必要がある...
...彼女は諸相に関する論文を書くことに熱心だ...
...諸相についての勉強をして、人生観が深まった...
...日本の文化には諸相がしっかりと反映されている...
...諸相を知ることで、物事の本質が見えてくる...
...その他人間生活のすべての諸相の上にかかる普遍的な要素は...
有島武郎 「広津氏に答う」
...その変遷の途中のいろいろの諸相が相い並んで共存するのを見ることができる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...『八犬伝』は馬琴の哲学諸相を綜合具象した馬琴宗(しゅう)の根本経典である...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...その諸相を一貫するものは等しいのだ...
大手拓次 「「香水の表情」に就いて」
...われわれの眼は讃嘆をもってこの宇宙のおどろくべくそして多様なる諸相を観じ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...デュウマの世界が今をそのままに生きている巴里諸相の代表的なひとつだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...彼の好色物に現われた性生活の諸相の精細な描写記録は...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...俳諧はわが国の文化の諸相を貫ぬく風雅の精神の発現の一相である...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...その心は知らず知らず自然の表面の諸相の奥に隠れたある物への省察へ導かれるのである...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...即ち対象となる現実をひっくるめた人間生活諸相の報告であって...
宮本百合子 「明日の言葉」
...必然的に歴史的諸相の評価の課題が...
宮本百合子 「明日の言葉」
...その自己に凝結する力は製作の態度から日常生活の諸相へまで滲み透っていた...
宮本百合子 「あられ笹」
...同時に今日の文学の諸相のみを扱う私にとって一つの幸な安心である...
宮本百合子 「意味深き今日の日本文学の相貌を」
...当時の日本の文学の諸相との関係では...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...歴史的瞬間の諸相を見落しただろうか...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...人間生活の諸相につき入ること...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...言語・信仰その他の生活諸相に...
柳田国男 「海上の道」
...涼(すず)しき頭(あたま)ここ天下の諸相は急激に一転したが...
吉川英治 「新書太閤記」
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