...諸相を考慮した上で最善策を決定する必要がある...
...彼女は諸相に関する論文を書くことに熱心だ...
...諸相についての勉強をして、人生観が深まった...
...日本の文化には諸相がしっかりと反映されている...
...諸相を知ることで、物事の本質が見えてくる...
...その変遷の途中のいろいろの諸相が相い並んで共存するのを見ることができる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...人生の諸相をここに集めたかの観があり...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...生存権の脅威から来る社会的罪悪の諸相観とか...
田中貢太郎 「蟇の血」
...あまりにもその諸相(フェイゼス)が同一なために...
谷譲次 「踊る地平線」
...デュウマの世界が今をそのままに生きている巴里諸相の代表的なひとつだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...近代の恋愛の諸相と同じだという事実なんですが――如何(いかが)ですか...
谷譲次 「踊る地平線」
...数千年来の災禍の試練によって日本国民特有のいろいろな国民性のすぐれた諸相が作り上げられたことも事実である...
寺田寅彦 「天災と国防」
...それで以下にまず日本の自然の特異性についてきわめて概略な諸相を列記してみようと思う...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...互いに相容(あいい)れうる範囲内でのあらゆる段階に分化された諸相がこの狭小な国土の中に包括されているということはそれだけでもすでに意味の深いことである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...俳諧はわが国の文化の諸相を貫ぬく風雅の精神の発現の一相である...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...ギリシア的世界観と一般に呼ばれるものも実践的世界観と観想的世界観との結合の様々な諸相を歴史的に展開して見せたというのが事実である...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...まず第一項(建国精神の確立・古典の研究)其他及び第二項(近代思想の諸相の究明)は...
戸坂潤 「社会時評」
...即ち対象となる現実をひっくるめた人間生活諸相の報告であって...
宮本百合子 「明日の言葉」
...その自己に凝結する力は製作の態度から日常生活の諸相へまで滲み透っていた...
宮本百合子 「あられ笹」
...日本の人民的民主主義革命の課題をその具体的な諸相で描きつつそのことによっておのずから過去の日本の文学からの成長を課題としている...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...人生の諸相に対して無智と不明とを持っていて...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...言語・信仰その他の生活諸相に...
柳田国男 「海上の道」
...涼(すず)しき頭(あたま)ここ天下の諸相は急激に一転したが...
吉川英治 「新書太閤記」
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