...つまり諸処での時間測定が必要であるわけですが...
アルベルト・アインスタイン 石原純訳 「相対性理論」
...諸処を経めぐった事がござる...
芥川龍之介 「じゅりあの・吉助」
...諸処(しょしょ)を襲っては恐ろしく多数の死者を出すという有様であったのです...
石原純 「ニュートン」
...世界の諸処に於て発見せられし...
高木敏雄 「比較神話学」
...われその頃外国語学校支那語科の第二年生たりしが一(ひと)ツ橋(ばし)なる校舎に赴(おもむ)く日とては罕(まれ)にして毎日飽かず諸処方々の芝居寄席(よせ)を見歩きたまさか家(いえ)にあれば小説俳句漢詩狂歌の戯(たわむれ)に耽り両親の嘆きも物の数とはせざりけり...
永井荷風 「書かでもの記」
...重吉は新聞の職業案内をたよりに諸処方々歩き廻った末...
永井荷風 「ひかげの花」
...崖は昔も今も変りなく市中の諸処に聳(そび)えていたに相違ない...
永井荷風 「日和下駄」
...毎夜市中諸処の寄席に通つてゐた事があつた...
永井荷風 「雪の日」
...諸処を吟行する場合もそれが史蹟でさへあれば必ず詠史の作を残してゐる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...諸処の池に於て「蓮」を見ましょう...
牧野富太郎 「植物記」
...なお諸処に野生(やせい)もある...
牧野富太郎 「植物知識」
...黙って法廷用語を諸処に用いているが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...諸処の浜辺に打ち寄せられ...
柳田国男 「海上の道」
...少なくとも京都から東では諸処方々に老木のしだれがあり...
柳田國男 「信濃桜の話」
...諸処方々をあるいて御馳走を食べてきた...
柳田国男 「山の人生」
...どうも諸処をうろつき歩く武芸者とは受けとれません」どういう打ち合わせになったのか...
吉川英治 「新書太閤記」
...岐阜の諸処から火の手があがる...
吉川英治 「新書太閤記」
...――信長の眼から諸処の一揆(いっき)や騒乱の火をながめる時...
吉川英治 「新書太閤記」
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