...この場合特に比較に持ち来されるものはドガの諸作である...
阿部次郎 「帰来」
...私はお貞さんの諸作のなかでも此「娘」を一番愛讀し感心した一人であつた...
今井邦子 「水野仙子さんの思ひ出」
...地下鉄を取扱った面白い創作探偵小説が諸作家によって生れて来ることであろうし...
海野十三 「科学時潮」
...第一巻の諸作品に直ぐつづいて発表せられたものの中から...
太宰治 「『井伏鱒二選集』後記」
...貴殿ノ諸作ニ対スル御自身ノ感懐ヲモ御モラシ被下度伏シテ願上候...
太宰治 「虚構の春」
...比較的豊穣(ほうじょう)な諸作の収穫と...
徳永直 「あまり者」
...新感覚派の諸作家の表現法が...
中島敦 「鏡花氏の文章」
...第三の諸作によって...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...私の意図は決して事物の性質の理解や事物の諸作用の神秘的な諸原因の解明にはなかったことを告白することによって答える...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...『破戒』から『分配』までの諸作は少なくともそのシリアスな態度において...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...「芋粥」「或日の大石内藏助」「地獄變」「奉教人の死」「南京の基督」「藪の中」等の諸作品を經て「六の宮の姫君」(僕はこの作品を彼の前期の藝術の最も完成されたものであると信じる...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...切支丹物の諸作品は悲痛な美しさのある物語としてのみ存在する...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...いわゆる欧化時代の横顔(プロヒイル)たる西洋人情噺の諸作については引き続いて世に問う『圓朝』後半生篇の附録に語ろう...
正岡容 「我が圓朝研究」
...それ以後のかれの諸作には...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...きょうの日本とその人民が歴史的におかれている大きい背景をもって諸作品が有機的に評価されるためには何かが足りなかった...
宮本百合子 「現代文学の広場」
...内容の諸作品も諸論文もたんねんに書かれたものが多いので感心しています...
三好十郎 「恐怖の季節」
...此処(ここ)の王立博物館にあるリユウバンスの諸作中で僕の好きな「火神(バチカン)の工場を訪(と)へるヌス」の絵葉書と並んで此(この)童子の噴水の絵葉書もあつたので早速(さつそく)併せて買収(かひをさ)めた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...あたりの東山時代の茶の湯以後の諸作を思いうかべてみると...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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