...敵軍の隊伍散らすは諸の他の勇將に任かし去れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...維新の大功臣なるものは問わずして西郷・木戸・大久保の諸氏なるを知るべし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...意識は単なる個々の諸観念を意味するのでは充分でない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...階級的に数を制限された一定範囲内に偶発する少数の天才的諸個人の思想をあてにしてしか行なわれない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...それにしても諸君は心の中で...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...「諸君、見たまえ、人間やけになったら、どんなことを仕出かすかわからないんだから!」とどなってやる...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...周末の諸子は皆各其道術を以て後世に傳ふることを主とするものであつて...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...旧幕時代は諸事むつかしい法度があるとともに...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...大きい安心とをしながら「諸道具類を残らず...
直木三十五 「南国太平記」
...部下の諸将がつぎつぎに爵位(しゃくい)封侯(ほうこう)を得て行くのに...
中島敦 「李陵」
...家も倉も衣服も諸道具も鍋も釜も皆遣(や)るから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...西印度諸島等の事...
南方熊楠 「秘魯國に漂著せる日本人」
...(c)スュレイマンはごらんのとおりホングリア王国およびその他の諸邦を気前よく人に与えたが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...江戸の聞番(ききばん)(幕府や他の諸侯との公的取次をする役)に善兵衛という者がおりましたが」「その親族だ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...諸州にひそむ忠誠の士は...
吉川英治 「私本太平記」
...諸国にみだれ飛んでいるくらいだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...この突然な総ひきあげは、諸将にとって、秀吉の真意が、どこにあるかを、疑わせた...
吉川英治 「新書太閤記」
...過去七仏(かこしちぶつ)や毘婆尸仏(びばしぶつ)の生涯と一貫している諸仏の常法として語ることは...
和辻哲郎 「孔子」
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