...次で諸種の新産業が勃興して来たので...
石川三四郎 「社会的分業論」
...かくして諸戸は、第一の殺人罪を隠蔽(いんぺい)する為に引続いて第二の殺人を犯さねばならなかったと想像することも出来るではないか...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...鳥居の影は石地蔵には射さない様じゃありませんか」「二三間横にそれているね」諸戸はがっかりした調子で云った...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...われわれはまた西洋の諸君には天性「茶気がない」と思うかもしれないではないか...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...約四ヶ月間欧州諸国を歴遊した...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...諸君はこの物語讀了ののち...
太宰治 「「地球圖」序」
...この性質を利用して飲料水等の殺菌消毒をする法が近年欧洲諸国で行われている...
寺田寅彦 「話の種」
...だが吾々は何よりクリティシズムが含む諸要素を分析してかからなければならない...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...先づ行政各部の機関をして立憲的動作を為さしむるに適当なる諸般の改革を行はざるべからず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...玄文社劇評会の諸子...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...諸方(ほうぼう)から人が出て来たが盗棒はいなかった...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...されば諸国でいわゆる水怪の多くは水中また水辺に棲(す)む蛇である(バルフォール『印度事彙』蛇の条...
南方熊楠 「十二支考」
...一年としてドイツの諸都・市を平安にしていなかったのが年表を見て分ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...海を越えて奄美の諸島に入ると...
柳田国男 「海上の道」
...「午(うま)の刻です!」陣幕のうちへ、刻(とき)の番の兵が大声で告げると、孫策は、諸将を呼んで、「南のほうを見ろ」と、指さした...
吉川英治 「三国志」
...決して、諸将が憂えるような破滅に君を立ち到らせるような愚はしません」孔明のことばに信頼して、諸臣も、「では、異議なし」と、一致した...
吉川英治 「三国志」
...諸人が、誰かと見ると、それは伊籍(いせき)であった...
吉川英治 「三国志」
...西河(せいじが)に残してある諸洞(しょどう)の軍勢の中へ逃げ込もうとすると...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索