...諸戸屋敷には、男の傭人は三人しかいず、それが皆出払っていたので、私達はあっけなく戦いに勝つことが出来たのだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...私も被害民諸君の前で...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...恐らく今の苦学生諸君よりもなおより多くその苦しみを知っている...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...諸行無常を観じて世を捨てた人には...
太宰治 「新釈諸国噺」
...諸君もそれを感じられるであろうが...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...諸アプリオリの間の真面目な統一――例えば「価値の体系」――などはあり得ないだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...処で之に反して例えばソヴェート同盟の諸新聞紙では...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...及び前二者と後二者との必要な一般対立諸関係である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...各分れた諸子百家は諸子百家といふ風に分れるところから目録の必要が出て來る...
内藤湖南 「支那目録學」
...諸肌(もろはだ)脱いだので...
直木三十五 「死までを語る」
...諸原因と諸結果が...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...我諸州ニ内乱ヲ起サシメテ...
福沢諭吉訳 「アメリカ独立宣言」
...しかし絶對者の諸規定は人間の認識の尺度によつては測られぬものであると主張されるのである...
三木清 「認識論」
...重立った諸君は極まっています...
森鴎外 「Resignation の説」
...それから諸処の関と船渡しで苦労をしつつ...
柳田国男 「雪国の春」
...諸大将も加えて盛んなる杯をあげ...
吉川英治 「三国志」
...諸説紛々(ふんぷん)...
吉川英治 「新書太閤記」
...よい弟子を持たれたものじゃ」範宴に対する諸卿の眼は...
吉川英治 「親鸞」
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