...彼に対して諷諫(ふうかん)する...
...彼女は諷諫を受け入れなかった...
...諷諫に応じず、自分の意見を押し通した...
...彼の行動について、諷諫する必要がある...
...相手が間違っていると感じたら、諷諫する勇気を持とう...
...こんこんと諷諫どころか...
太宰治 「右大臣実朝」
...廿日、己亥、晴、広元朝臣御所に参じ、相州の中使と称して、御昇進の間の事、諷諫し申す、須らく御子孫の繁栄を乞願はしめ給ふ可くば、御当官等を辞し、只征夷将軍として漸く御高年に及びて、大将を兼ねしめ給ふ可きかと云々、仰せて云ふ、諫諍の趣、尤も甘心すと雖も、源氏の正統此時に縮まり畢んぬ、子孫敢て之を相継ぐ可からず、然らば飽くまで官職を帯し、家名を挙げんと欲すと云々、広元朝臣重ねて是非を申す能はず、即ち退出して、此由を相州に申さると云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...と淀みなく巧みに諷諫申しましたけれども...
太宰治 「右大臣実朝」
...諷諫、といつてもよからう...
太宰治 「お伽草紙」
...諷諫、耳に逆ふもその行を利す、といふわけのものだ...
太宰治 「お伽草紙」
...自分は生前尊閣の諷諫(ふうかん)を用いなかったゝめに左遷の憂(う)き目を見...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...「白浪のうつ脈取坊」には犯罪被疑者がその性情によって色々とその感情表示に差違のあることを述べ「拷問」の不合理を諷諫(ふうかん)し...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...反対にその馬鹿らしさを強調し諷諫するような心持が多分にあったのではないかとも想像される...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...お家のための重大責任として家来が諷諫(ふうかん)したものでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...健三もあんなものを相手にしなければ好いのにって」細君の顔には多少諷諫(ふうかん)の意が現われていた...
夏目漱石 「道草」
...諷諫(ふうかん)の二つの法あり...
新渡戸稲造 「自警録」
...諷諫(ふうかん)すべし...
新渡戸稲造 「自警録」
...諷諫(ふうかん)とはただちにその人の過悪(かあく)をさしあらわしていわず...
新渡戸稲造 「自警録」
...諷諫をよくして人のよく聞き入れたるためし多し...
新渡戸稲造 「自警録」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...裔一は置土産に僕を諷諫(ふうかん)したのである...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...果してこの章を自分への諷諫として読んでいたかどうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...アンリ三世の乱費とその寵臣の贅沢とに対する諷諫...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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