...彼女は詩を諳誦するのが得意だ...
...この寺院では、法華経を諳誦する法要が行われる...
...諳誦していると、頭が痛くなってしまった...
...彼は昔から漢詩を諳誦している...
...学生たちは古文の文章を諳誦しなければならない...
...近眼鏡(きんがんきょう)をかけた住職は国定教科書を諳誦(あんしょう)するように提婆品(だいばぼん)か何かを読み上げている...
芥川龍之介 「文章」
...長き敍事詩の四分の一を諳誦せしめんとせしかば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...私の稽古は全然諳誦によるので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...まへにも何囘となく言つて言ひ馴れてゐるやうな諳誦口調であつて...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...鬼どもの話だけはすっかり諳誦していて...
谷譲次 「踊る地平線」
...彼は諳誦(あんしょう)の手伝いをしてやろうと言い出した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...諳誦する事の出来るやうになつてゐる文句が目の前に出た...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...地理の諳誦(あんしょう)のためにされた新体詩とか...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...その中の一節を諳誦したのである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その大部分を朗々と諳誦したもので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その子は詩篇の中六つも諳誦(あんしよう)してゐる...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...歴史や文法その他の諳誦が一時間程行はれ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...七章を諳誦することと...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...諳誦をしてゐるプラトンのソクラテスの演説「アテナイ人諸君よ」と叫び...
牧野信一 「彼に就いての挿話」
...みんなは毎日その石で畳(たた)んだ鼠(ねずみ)いろの床(ゆか)に座(すわ)って古くからの聖歌(せいか)を諳誦(あんしょう)したり兆(ちょう)よりももっと大きな数まで数えたりまた数を互(たがい)に加えたり掛(か)け合せたりするのでした...
宮沢賢治 「学者アラムハラドの見た着物」
...ヒマラヤ杉のかげにある日だまりのベンチのところで演劇部のものがクリスマスにやる英語芝居の科白(せりふ)を諳誦していた...
「海流」
...遠い昔の芭蕉や其角(きかく)の句は諳誦(あんしょう)していても毎日食べる玉子はどれが新しいか古いか知らんような迂闊(うかつ)な心掛ではどうしてこの文明世界へ進む事が出来よう...
村井弦斎 「食道楽」
...法華経諳誦(あんしょう)というごときことが課せられるに至った...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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