...彼女は詩を諳誦するのが得意だ...
...この寺院では、法華経を諳誦する法要が行われる...
...諳誦していると、頭が痛くなってしまった...
...彼は昔から漢詩を諳誦している...
...学生たちは古文の文章を諳誦しなければならない...
...赤木は即座に妙な句ばかりつづけさまに諳誦した...
芥川龍之介 「飯田蛇笏」
...今その半句すらも諳誦(あんしょう)し得ないが...
魯迅 井上紅梅訳 「些細な事件」
...ほとんど諳誦できるくらいになってしまいました...
太宰治 「虚構の春」
...まへにも何囘となく言つて言ひ馴れてゐるやうな諳誦口調であつて...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...百人一首もとびとびに諳誦(あんしょう)して...
田山花袋 「田舎教師」
...彼は諳誦(あんしょう)の手伝いをしてやろうと言い出した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...諳誦しながら始終頭を振っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かわいい鸚鵡(おうむ)のように文句を諳誦して...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...――またクリストフが朝の祈祷(きとう)のように諳誦(あんしょう)していた自身へという悲壮な落ち着いた短詩(ソンネット)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その日の短祷(コレクト)の諳誦...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...第二級の諳誦を聞いて下さる方です...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私は園丁に多くの花の名前を諳誦させ...
堀辰雄 「「鎭魂曲」」
...諳誦をしてゐるプラトンのソクラテスの演説「アテナイ人諸君よ」と叫び...
牧野信一 「彼に就いての挿話」
...」若者は諳誦した...
牧野信一 「パンアテナイア祭の夢」
...みんなは毎日その石で畳(たた)んだ鼠(ねずみ)いろの床(ゆか)に座(すわ)って古くからの聖歌(せいか)を諳誦(あんしょう)したり兆(ちょう)よりももっと大きな数まで数えたりまた数を互(たがい)に加えたり掛(か)け合せたりするのでした...
宮沢賢治 「学者アラムハラドの見た着物」
...そして空気のしめりの丁度(ちょうど)いい日またむずかしい諳誦(あんしょう)でひどくつかれた次(つぎ)の日などはよくアラムハラドはみんなをつれて山へ行きました...
宮沢賢治 「学者アラムハラドの見た着物」
...ヒマラヤ杉のかげにある日だまりのベンチのところで演劇部のものがクリスマスにやる英語芝居の科白(せりふ)を諳誦していた...
「海流」
...法華経諳誦(あんしょう)というごときことが課せられるに至った...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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