...それは明治廿二年頃から久松家の御家事に関する諮問員を勤めていて毎年の予算決算から重要な事件の議に与っている...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...嫁御の無事な姿を見たものはないのかな」平次はさり氣なく諮(たづ)ねますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...青年に諮(ただ)す勇気も持合せなかった...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...深義のこれ善なるか善にあらざるか諮問する能わず...
南方熊楠 「十二支考」
...忠行に諮(はか)つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...渋江氏は比良野貞固(さだかた)に諮(はか)って...
森鴎外 「渋江抽斎」
...彼女らはもはや諮詢(しじゅん)機関にすらもなっていないのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...藩主の諮問(しもん)機関を兼ねている...
山本周五郎 「百足ちがい」
...諮問(しもん)を受くる者も...
吉川英治 「上杉謙信」
...諸臣に諮(はか)った...
吉川英治 「三国志」
...将軍の心に諮(はか)ってみてからと...
吉川英治 「三国志」
...……なんとか、そこにご辺として、思慮はあるまいか」と、諮(はか)った...
吉川英治 「三国志」
...伊籍に諮(はか)って...
吉川英治 「三国志」
...金が二人に諮(はか)った...
吉川英治 「三国志」
...お諮(はか)り申しあげていた先帝ご処分の儀は...
吉川英治 「私本太平記」
...まいちどその方どもに諮(はか)ってみるわけじゃが」「ご心配はございますまい」「ないか」「毛頭(もうとう)」拝郷五左衛門は云った...
吉川英治 「新書太閤記」
...大江広元にたえず諮(はか)った...
吉川英治 「源頼朝」
...諮問(しもん)したそうである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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