...芥川のその告白は僕を教へ諭してゐたこともあらうと思へる...
小穴隆一 「二つの繪」
...無断で人の物を持ち出すのは泥棒と同じことだとよく説諭しました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...住持先づ諭し見るべしとて...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...世界に名を揚ぐるほどの學者になれ』と諭したのは翁であつた...
土井晩翠 「野口英世博士の生家を訪ひて」
...お諭し申し上げることが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...指導者は教徒にこう諭した...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...そして「良固稽古通詞たること二十年、小通詞にも至らず――一女僅かに十二歳西氏の子を嗣となし、諭して曰く、汝其身を愼み世職を完うせよ」と遺言して亡くなつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...世間の人を諭して遣る事が出来るのだ...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...且つ各大臣に諭して...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そんなものは教へてやつても説諭してやつても分りつこない...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...あるいは人民に説諭し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...二十七日に西山手を諭し廻りて後...
武者金吉 「地震なまず」
...わたくしは病氣は皆固て仕舞て今後増惡の虞なきこと、壽命は艱生次第常人の年齡に達し得べきこと抔、慰諭しましたが、之が醫者であつてこそ異まなかつたものゝふだんの人ならどの位驚いたでしよう...
横瀬夜雨 「花守」
...すッかり信じて二人の罪をゆるして懇々の諭しを与えたばかりか...
吉川英治 「剣難女難」
...優しくお諭しあれば...
吉川英治 「三国志」
...曹操はやがて荀に諭した...
吉川英治 「三国志」
...やがて敵の襲撃に会ってもかならず守るを旨とし、城を出て戦ってはならんぞ」と、諭した...
吉川英治 「三国志」
...が、孔明は縄を解いて、彼を放し、その帰る間際に、こう諭した...
吉川英治 「三国志」
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