...あなたの御使として御諫言申し上げた方が...
太宰治 「右大臣実朝」
...できるなら、大殿の前で、舌を抜かれるまで、その御処置――わしへの処置ではないぞ、斉彬公への処置じゃ、その、処置方を諫めて、そして、死にたい」隆左衛門は、少し、顔を赤くしながら、膝の上へ、手をつき、肱を張って「そうでないか」「御尤もと心得ます」と、一人が、俯向いている一座の人々の中から、顔を上げていった...
直木三十五 「南国太平記」
...それを諫止(かんし)しようとする寅吉に提灯をつけさせ...
中里介山 「大菩薩峠」
...諷諫(ふうかん)の二つの法あり...
新渡戸稲造 「自警録」
...鉄屋(くろがねや)惣兵衛と一処に長崎を出立(しゅったつ)して諫早(いさはや)まで――この間(あいだ)は七里ある――来た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...それが自(おのず)から切諫(いけん)になって居たこともあろう...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...悪(あ)しき政あればこの鼓を撃ちて諫め申せと定め置かれしなり...
南方熊楠 「十二支考」
...其(そ)の諫説(かんぜい)して君(きみ)の顏(かほ)を犯(をか)すに至(いた)つては...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...諫早駅で小さな子供がよちよちプラットホームを歩いているのが目についた...
柳田国男 「故郷七十年」
...他の門弟やひいきの人々が心配していろいろ諫めたが...
山本笑月 「明治世相百話」
...そちの切なる諫(いさ)めを聞けば...
吉川英治 「黒田如水」
...それを諫めたのは...
吉川英治 「三国志」
...田豊の諫めを耳に入れなかったのが...
吉川英治 「三国志」
...つねに苦諫(くかん)を呈して...
吉川英治 「三国志」
...曹操へ諫言はしなかった...
吉川英治 「三国志」
...父に諫(いさ)めた...
吉川英治 「三国志」
...芝は、諫(いさ)めて、「すこし変ですぞ」と、止めたが、趙雲は、猪突(ちょとつ)してしまった...
吉川英治 「三国志」
...手代の新吉が心からの諫言(いさめ)を決して上(うわ)の空に聞いてはいなかった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??