...『四諦(たい)』もないと...
高神覚昇 「般若心経講義」
...真に空を諦(あきら)め...
高神覚昇 「般若心経講義」
...もうお前の体には子供は出来ないのであろうと諦(あきら)めていたのが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...自分としてはこの縁を逃がしてしまうのが返す返すも惜しい気がして諦(あきら)めが付かず...
谷崎潤一郎 「細雪」
...諦めればいい……まあざっとそういう話だった...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...そんな諦(あきら)め方をしてはいけません! 私はいやよ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...四諦めるにつけ悟るにつけ...
永井荷風 「妾宅」
...それで、学資を出して貰っていた匿名の実業家の人からも、今後はそういう恩恵を続けて受けることは出来ないものと、簡単に諦めた...
中谷宇吉郎 「鳥井さんのことなど」
...諦(あき)らめるより外に仕方がないという風にふるまった...
夏目漱石 「道草」
...もう一度諦(あきら)めの枕につかなければならなかった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...あなたはこのただ一つの道を諦めようと思うんですか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...一種の諦視(ていし)しがたき理義の道に入りはじめたり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
......
八木重吉 「貧しき信徒」
...いまのうちに諦(あきら)めるほうが身のためだ」彼は手を叩いて酒を命じた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...栄さん」八の三「おれのことなら諦(あきら)めてくれ」と栄二は顔をそむけて云った...
山本周五郎 「さぶ」
...すっかり諦めてはいたけれども...
山本周五郎 「風流太平記」
...天災に会ったような諦(あきら)め顔が...
吉川英治 「私本太平記」
...お眼がねで供をしてきた正直多市(たいち)がどうなるんだ」とうとう南京(なんきん)手品を諦(あきら)めて歩きだした...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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