...而も俺はこれも亦面白いと諦めて了ふ事が出來なかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...おっかぶせて言葉を続けた)相手かな……相手になれないと諦める気ばかり先に立つのです...
有島武郎 「星座」
...とど心靈は諦めの境地に達し...
海野十三 「心靈研究會の怪」
...諦(あきら)めるより外(ほか)ない」「諦めるより外ない...
海野十三 「地球要塞」
...これも時世時節(ときよじせつ)と諦(あきら)めるか...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...今はもう仕方もないことと諦めましょう...
豊島与志雄 「反抗」
...女も諦(あきら)めたと見えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...賢い諦めの言葉を自らに言って聞かせる必要もなくなった...
中島敦 「南島譚」
...公けの掟(おきて)なればぜひなしと諦(あきら)めたまえ...
夏目漱石 「倫敦塔」
...氣弱さうな女は諦めたやうにまたもとの椅子に歸つた...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...平次も諦らめて歸り支度をしました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何辺かお諦めなさいますように申上げましたが...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...漸く諦めたやうに死骸の側に寄つて...
水野仙子 「嘘をつく日」
...そう思ってからわしはすっかり諦めただよ」「話をそらすようだが」と休之助は坐り直した...
山本周五郎 「風流太平記」
...「文化」の定義は見つからないと諦めた...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...深い諦(あきら)めを持っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...いつそ諦めてこの燈臺守にならんかね...
若山牧水 「樹木とその葉」
...諦めねばなりませんでした...
若山牧水 「樹木とその葉」
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