...さう諦めるより外仕方がありません...
石川啄木 「道」
...もうすっかり諦めていた...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...損失は諦めるとしても...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...それとも諦めて意気地なくなるからか...
種田山頭火 「其中日記」
...自分のこうした逆境もみな持って生まれた運命であると諦(あきら)めなければならないと...
デフォー Daniel Defoe 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...思い諦めて戻ってゆかれました...
豊島与志雄 「お月様の唄」
...それは忍辱(にんにく)と諦悟(ていご)の道を説く静なささやきである...
永井荷風 「鐘の声」
...逆に諦観(ていかん)へも向かわせようとする...
中島敦 「李陵」
...諦らめる覚悟が要ります...
中原中也 「我邦感傷主義寸感」
...諦めたのだろう――と...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...今ぢや諦(あきら)めてゐましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんなものは諦めてしまいたまえ...
野村胡堂 「天才兄妹」
...真諦俗諦の語がかくのごとく『教行信証』化巻において時代を勘決して正像末法の旨際を開示するにあたって...
三木清 「親鸞」
...あんな女が! 諦らめろ...
三好十郎 「樹氷」
...「――まあ諦(あきら)めるんですね...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...だがお久米は諦(あきら)めなかった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...なかなかそれ位のことで諦らめ切れるAの悪魔趣味ではなかったのです...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...ここの地主階級では諦めの訓練が不足しているようだと...
横光利一 「夜の靴」
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