...死に對する諦めもなく...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...チベットは諦めて...
太宰治 「花火」
...彼はもう池の傍をまわるのを諦(あきら)めて帰りかけたが...
田中貢太郎 「水魔」
...私は諦めて寝てしまう積り...
田中英光 「野狐」
...わたしにはいっさいを諦めさせる逃げ道があった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...それではどうにもならないと諦(あきら)めると...
中里介山 「大菩薩峠」
...それ程可愛い息子のことなら諦めがつき相なものですが息子は可愛いし先は憎いしで理窟をいはれゝばごろつと寢てしまあんですからわしも手古摺つたんですよ...
長塚節 「芋掘り」
...始めから諦(あき)らめている癖に...
夏目漱石 「明暗」
......
野口雨情 「都会と田園」
...増屋の主人は諦(あきら)めているし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...名前もお崎(さき)とか言うそうで――」「それで諦めたというのか――」「諦められるようなそんな生優しいことではございません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...近頃は諦めた樣子で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八」平次は諦めた樣子で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あんな女が! 諦らめろ...
三好十郎 「樹氷」
...「諦めるものか、決して諦めなんかしない、万三郎さまはあたしのものだ、どんなことをしたって、きっとあたしのものにしてみせる、――そう心に誓いましたわ」かよの頬にさっと血がのぼった...
山本周五郎 「風流太平記」
...お諦めになりませんでした...
夢野久作 「少女地獄」
...武諦(ぶたい)の式を執り行って出ることは...
吉川英治 「上杉謙信」
...それで近頃は彼も諦めて私が決して止めないと思ったのか...
蘭郁二郎 「歪んだ夢」
便利!手書き漢字入力検索