...文芸に対する挑戦の論策を編まむ下心にて...
石川啄木 「渋民村より」
...前には満蒙に関する二葉亭の論策研究を虐待した『大朝』の編輯局が二葉亭の籍が大阪にあるを名として当然大阪の紙上にも載すべきものだと抗議を持出した...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...当時の氏の他の独創的な論策に較べて著しく地につかない青臭いものであった...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...一定の結果の出ない論策はエチュードやエッセイ(試論)ではあってもまだ「論文」にはならぬ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...最近の博士の有名な論策のいくつかをここで読み合わせることが出来るだろう...
戸坂潤 「読書法」
...試驗の中に論策を書かせることにしてより...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...無論策略からですが...
夏目漱石 「こころ」
...明治四年以前の諸論策中ことに経済学に関する部分――チェンバーによった『西洋事情』外篇...
服部之総 「福沢諭吉」
...論策も主としてプロレタリア文化・文学運動の基本的方向の提示とその科学的な方法論にうつって行ったことは現実と実感の必然であった...
宮本百合子 「巖の花」
...三四年前に蘇子の論策を見て...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...世間では其論策の内容を錯(あやま)り伝へて...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...同時に無名氏の論策や研究によって世に認められようという機会は遮断せられた...
柳田国男 「予が出版事業」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??