...彼とは常に論敵だが、話し合いをすることで互いの考えを尊重できる...
...あの人との議論は激しいけれど、私にとっての論敵だ...
...論敵として知られているあの人は、実は良き sparring partner でもある...
...彼女は論敵を圧倒するほどの論理的思考の持ち主だ...
...論敵に憐まれる不愉快は夙(つと)に君も知つてゐる筈である...
芥川龍之介 「解嘲」
...その論者こそ真に論敵である...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...トルストイ翁が如何に酷烈にその論敵を取り扱ふ人であるかの事實さへも曲庇(きよくひ)して省りみなかつたのである...
石川啄木 「トルストイ翁論文」
...新智識を以て片端から論敵を説破なされた御元気は...
太宰治 「右大臣実朝」
...論敵からの引用と...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...論敵の思想は凡て...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...論敵の論旨は古典的な公式より一歩も進んでいないばかりでなく...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...以て能く議場の群囂を制するに足るの力なきに非ず特に其論敵に対するや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...よく論じよく怒りよく笑いなかんずく論敵を完膚(かんぷ)なきまでに説破することを最も得意としていた...
中島敦 「李陵」
...僕の論敵に対する態度は...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...単なる論敵であるか? 否否否...
牧野信一 「「風博士」」
...無論敵は平気で稍々低く翼の影を落した...
牧野信一 「鵞鳥の家」
...その論敵は主としてデイヴィッド・リカアドウであった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この無視をもって単にその論敵の精神力の貧困と狭隘の証示と考え...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...論敵の構想力の廻転が妙な風に食い物から来たのを感じると...
横光利一 「旅愁」
...論敵を捲くしたてて...
吉川英治 「新書太閤記」
...――外部の迫害とか、非難とか、教義の揚足(あげあし)とりなどはよそに、自己のうちに、論敵を求め、自己のうちに真理をつかもうとして、焦心(あせ)り合っているくらい、それは、すさまじい魂の磨き合いを見せていた...
吉川英治 「親鸞」
...しきりと論敵を誘いかけたぐらいなものである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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