...三十三 「新感覚派」「新感覚派」の是非を論ずることは今は既に時代遅れかも知れない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...開闢論に関する問題を論ずるに当って物質が突然に成立したものと仮定する学者たちがいずれもその物質系統に時間的終局を認めないのは妙なことである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...およそ進化の理を以て論ずるも...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...決して衛生が不必要とか有害とか論ずることはできぬのみならず...
丘浅次郎 「進化論と衛生」
...之は決して或る人人の論ずる如き信仰の復活と見做すべきものでは無く...
丘浅次郎 「人類の将来」
...欧羅巴(ヨーロツパ)の近代文学を論ずるやうになつても...
薄田泣菫 「茶話」
...その害の一端のみを見て直ちにその物の無用を論ずるのはあまりに浅はかな量見であるかもしれない...
寺田寅彦 「自由画稿」
...後条で精神の元子を論ずるのであるからここでそういう議論は必要がなさそうにも思われるが...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...勿論特別に論ずる價値は十分にあります...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...この各派の流別を論ずる上に於て...
内藤湖南 「支那目録學」
...缺けた本を論ずる時...
内藤湖南 「支那目録學」
...フェノロサは浮世絵板物(はんもの)中最も上乗(じょうじょう)なるもの凡(およ)そ四百種を採れるの傍(かたわら)板物の研究に必要なる板画家の肉筆制作凡そ五十種を合せてその制作の年代に基(もとづ)き順次にこれを配列し個々につきて精細なる説明を施すと共に浮世絵一般の歴史についてもまた合せ論ずる処ありき...
永井荷風 「江戸芸術論」
...世間の道徳論者が自愛博愛などとてその得失を論ずる者あれども...
福沢諭吉 「日本男子論」
...有形上の待遇はここにも論ずるを用ゐず...
正岡子規 「従軍紀事」
...――(一九二七・五)――* Marx-Engels Archiv,, S. 266. アントロポロギーのマルクス的形態を論ずるに當つて...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...こう云うドイツの本が Larousse や Britannica と違う所以(ゆえん)を論ずる...
森鴎外 「二人の友」
...抽象的に論ずることはできない...
矢部貞治 「政治学入門」
...争ひ論ずるなかれ...
吉川英治 「上杉謙信」
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