...北原君の作品は後代恐らくは論ずるものあらん...
芥川龍之介 「田端人」
...彼が太陽系の発生を論ずる場合にこういう始めからの回転は仮定しないでおいて...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...神と論ずる者よこれに答うべし」とある...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...問題が諸君の常に論ずる清韓という区域に移って来る...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...論ずるの価値甚だ少きを見る...
高木敏雄 「比較神話学」
...中国や西洋の文芸を挙げないで論ずるのはやはり井の中の蛙の譏(そし)りを免れないことになります...
高浜虚子 「俳句への道」
...空間には際限がないという事を論ずるのであるが...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...たとへば昌造の「新塾餘談」の序文にある――素より文字を以て論ずるものに非ず...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...アメリカの初等教育全般を論ずることは...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...道徳を論ずるのが道徳哲学である...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...真実在を論ずるものは...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...「期待」は自然的時間における將來に對應するとして許されようが、「記憶」は、後に論ずる如く、文化的歴史的生の段階に屬する働きである...
波多野精一 「時と永遠」
...さういふエッセイの面白さといふものが「一錢蒸氣に乘ることの面白さ」と似てゐることを論ずるのが僕の主題だつた...
堀辰雄 「春淺き日に」
...余の初め歌を論ずる...
正岡子規 「曙覧の歌」
...しかし区別して論ずることもまた容易でない...
森鴎外 「細木香以」
...わたしはそこにただいかにして己れみずからを知るべきかを論ずる学問...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...双方の異同を論ずることの危険は...
柳田国男 「海上の道」
...なおまた「『春曙抄』を流布本と称するがごとき簡単な頭脳」をもって『枕草子』の形態を論ずるのは学問的でないと言われているが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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