...志賀直哉氏を論ずるのは勿論僕自身に始まつたことではない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...宗教を論ずるもの...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...今は論ずるのを見合せ...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...今更大陸があるもないも論ずる余地はないようなものでありますが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...エントロピーの概念の導入という事が物理学の発達史上でいかに重大なものであったかという事は種々の方面から論ずる事ができようが...
寺田寅彦 「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」
...人間がそれほど破壊と混沌とを愛するのは(それは今さら論ずるまでもないことで...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...直に当期議会を怠慢の議会なりと論ずるものに非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...理論的な方法でゆっくり論ずることと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...現代の社会と未来の社会とを論ずることが出来る...
豊島与志雄 「性格を求む」
...泉鏡花氏の後を追ふものゝ如く論ずるのを聞いた事があるが...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...其の後の作品については又改めて論ずる機会があるであらう...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...韓愈仏骨を論ずるの表は身命を賭して君王を諫(いさ)むるもの人気取りの論文にあらず...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...ヱミル・マンユは都市に対する水の美を論ずる一章に於て...
永井荷風 「水 附渡船」
...その使用による結果を論ずるは無鐵砲である...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...そのものの前には死生も論ずるに足りず...
中島敦 「弟子」
...道徳を論ずるのが道徳哲学である...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...士風維持の一方より論ずるときは...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...吾人は福沢君を論ずる前に先づ才子論を試むべし...
山路愛山 「明治文学史」
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