...清閑の所産たる随筆を論ずるにも...
芥川龍之介 「野人生計事」
...このような果てしのないことを論ずるのは全くむだなようにも思われるが...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...論ずるには非ずして...
高木敏雄 「比較神話学」
...論ずる所ある可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...俳句を論ずる者は...
高浜虚子 「俳句への道」
...その害の一端のみを見て直ちにその物の無用を論ずるのはあまりに浅はかな量見であるかもしれない...
寺田寅彦 「自由画稿」
...西洋の画を論ずるやうなものである...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...助長の害を論ずるを見るべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...諸学の基礎を論ずる「知識学」こそ真の哲学でなければならない...
戸坂潤 「辞典」
...全體の趣意について論ずるのではなく...
内藤湖南 「支那目録學」
...一々考證的に論ずるに暇ないが...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...多く論ずる必要はあるまい...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...幽明(ゆうめい)の区別を論ずる者が...
新渡戸稲造 「自警録」
...例へば近代美人を論ずるものの例としていつも引合に出される路易(ルイ)十五世の嬖幸マダーム・ポンパドールの美人振を描写したものなどに就いて見ても...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...来るべき工藝を論ずることはできぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...彼らの文学を論ずる者が日光時代などとよくいうが...
柳田国男 「故郷七十年」
...吾人が頼襄(らいのぼる)を論ずる即ち渠(かれ)の事業を論ずる也...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...――私は落ちついて先生を論ずるよりも...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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